使い始めてから2~3週間たって、「読書ノートはうまく使えてる?」と質問してみる。
子どもたちの反応は、「難しい~」。「だって、先生はドンドン新しい方法を紹介するんだもん」 ← 作家ノートも同じように、常に確認する必要がある。
「他の子たちはどう?」
「ワークシートを埋めるよりはずっといい」
「これまでより、ずっと考えるようになった」
「先生は、読書ノートは作家ノートの妹か弟のように似ているけど、違うところもいっぱいあると思っています」
「片方は、本がベースだけど、もう片方は、自分の生活というか生活の中で考えたことがベース」
「その通り。はじめて作家ノートを使い始めたときは、書く題材は自分で決めていい、ということだったから、何を書いていいのかなかなか決められなくてたいへんな子もいたでしょう。でも、徐々に慣れてくると、結構書くことっていっぱいあるって思えるようになってきた。そこで今日は、これまで読書ノートに書いてきたことを読み返して、どんなことを考えたか、どんな気づきや成長があったのかを書いてみてください」
ある意味では、教師の視点から見てみる練習。
これをするためには、教師が提示する質問に答える形でやってもらう。質問は、時期(読書ノートを使っている期間)によって異なる。 生徒によっても違う?
120 Guided Questionをどうやってつくるか
121 Guided Questionsは、一番右側の質問 + 「もし成績をつけるなら、読書ノート用のルーブリックの何に相当するかを、少なくとも2つの理由とともに、書きなさい」
質問だけを提示するか、それとも「考えてもらう領域」も示しながらの質問にするかは、この振り返りをする時期(慣れ)による。
123 質問の全部の領域を、一度にカバーするのは子どもたちに荷が重過ぎると判断するなら、一つか二つずつ慣らしていけばいい。臨機応変に。
~124 子どもたちの回答のサンプル
125 子どもたちの回答から、見えてくるものがたくさんある。(教師だけが評価したのでは見えないものも含めて)
・ 7つの効果的な読み方を他教科の本を読むときに応用するのを教える
・ もっとゆっくり読むときがあってもいいことを教える
・ 自分に合う本の選び方を教える
・ イメージを作り出すことだけでなく、意味を作り出すことの大切さを教える
・ 新しいジャンルに挑戦してみることを教える
など。
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