ョアン・ポータルピ氏は、多く のいい本を出しています。
その中には、以下のクラフト・レッスン集(「作家の技」を教えるミニ・ レッスン
集のような感じです。これをカンファランスに応用する ことも、もちろん可能です)
が2冊あります。
Craft Lessons: Teaching Writing K-8
Ralph J. Fletcher (著), Joann Portalupi (著) (Stenhouse, 1998)
Nonfiction Craft Lessons: Teaching Information Writing K-8
Joann Portalupi (著), Ralph J. Fletcher (著) (Stenhouse, 2001)
また、「作家の技」以外も含めての、多岐にわたる項目とその教え方を書いたカー
ド形式のものとしては、以下があります。
Teaching The Qualities of Writing
Joann Portalupi (著), Ralph Fletcher (著) (Firsthand, 2004)
WWを始めた頃は、ミニ・レッスンに何を教えようかと迷ったときには、 この3冊を
よく見ました。
目次を見ているだけでも、「あ、こんなこと もできる」とヒントがたくさんありま
した。3冊とも、アイディア満載の超実用的な本です。
毎年、違う学習者が教室にやってきます。その学習者を見てい て、「次のミニ・レ
ッスンはこれにしよう」と、学習者を見ることから、ミニ・レッスンの予定が決まる
ことも多いです。
自分の中にミニ・レッスンのストックがいくらかあることで、学習者の観察から、「そろそ
ろ○○もおしえなくては」と思えるときもあるようにも思います。
そう思うと、人のミニ・レッスンを聞いたりして、いろいろストックを増やしてい
くのも大切な気がします。
ところで、上のように思う一方では、毎年、ほとんど必ずミニ・レッスンで扱う項
目もあ ります。
今日は、私がよく扱う項目5つを、短いコメントとともに紹介します。
もちろん、これは教えている学習者によって変わると思いますが、時には、
「毎年、ほとんど扱う項目」とその理由の意見交換をしても面白いかもし
れません。
○ 仮題をつけて書き始め、あとで題を磨く
(Craft Lessons: Teaching Writing K-8, 104ページ)
→ まず仮の題をつけることで、何について書くかということが決まる。
まず仮の題をつけて、どんどん書いて、そしてある時点で、題を見直す。
これは、とても納得しました。最初から、いい題をつけてスタートしようとする
と、まず無理です。
「いい題のつけかた」というミニ・レッスンをする前に、まず、これが必要だと思
いました。
○ どこから始めるかを決める
(Craft Lessons: Teaching Writing K-8, 80ページ)
→ 例えば、タイムラインをつくり、書きたいことを時系列で整理したあとに、さ
て、どこをスタートに書き始めるかを考える。
学習者の中には、いきなり、構想を練らずに、最初の段落の1文目から、「起こった
順」に書きはじめる人も、けっこういるからです。
こういう方法を知っていると、全体を大きく見るといういい練習になると思いました。
○ ビザの一切れ(Craft Lessons: Teaching Writing K-8、58ページ)
→ これは「夏休み」とか「家族」みたいな大きなトピックを扱うときに、焦点を絞
るということです。
ピザ全部を食べる代わりに、ピザの一切れ一切れが、家族のメンバーとすれば、例え
ば「おじいちゃん」とか、一切れだけに焦点をあてて書く。
そしておじいちゃんというトピック自体も大きなトピックなので、さらにおじいちゃん
のいろいろなことから、何か一つに絞って書く、そんな感じです。
→ 私の教えている学習者には、これはけっこう難しい印象です。
やはり、できるだけたくさん、いろいろな情報を提供しようとします。
どうしても、ピザ全部を扱いたいときは、シリーズものにして、一切れ一切れを
別の作品にするのはどう? と、私は提案してみることもあります。
れません。
○ 仮題をつけて書き始め、あとで題を磨く
(Craft Lessons: Teaching Writing K-8, 104ページ)
→ まず仮の題をつけることで、何について書くかということが決まる。
まず仮の題をつけて、どんどん書いて、そしてある時点で、題を見直す。
これは、とても納得しました。最初から、いい題をつけてスタートしようとする
と、まず無理です。
「いい題のつけかた」というミニ・レッスンをする前に、まず、これが必要だと思
いました。
○ どこから始めるかを決める
(Craft Lessons: Teaching Writing K-8, 80ページ)
→ 例えば、タイムラインをつくり、書きたいことを時系列で整理したあとに、さ
て、どこをスタートに書き始めるかを考える。
学習者の中には、いきなり、構想を練らずに、最初の段落の1文目から、「起こった
順」に書きはじめる人も、けっこういるからです。
こういう方法を知っていると、全体を大きく見るといういい練習になると思いました。
○ ビザの一切れ(Craft Lessons: Teaching Writing K-8、58ページ)
→ これは「夏休み」とか「家族」みたいな大きなトピックを扱うときに、焦点を絞
るということです。
ピザ全部を食べる代わりに、ピザの一切れ一切れが、家族のメンバーとすれば、例え
ば「おじいちゃん」とか、一切れだけに焦点をあてて書く。
そしておじいちゃんというトピック自体も大きなトピックなので、さらにおじいちゃん
のいろいろなことから、何か一つに絞って書く、そんな感じです。
→ 私の教えている学習者には、これはけっこう難しい印象です。
やはり、できるだけたくさん、いろいろな情報を提供しようとします。
どうしても、ピザ全部を扱いたいときは、シリーズものにして、一切れ一切れを
別の作品にするのはどう? と、私は提案してみることもあります。
○ 書き出し Teaching The Qualities Of Writing, D17-D-22)
○ 書き終わり Teaching The Qualities Of Writing, D23-D26)
→ いろいろな書き出し、いろいろな書き終わりがあることを知る、これはやはり定番、一度は扱
っておきたいと、いつも思います。
○ 書き終わり Teaching The Qualities Of Writing, D23-D26)
→ いろいろな書き出し、いろいろな書き終わりがあることを知る、これはやはり定番、一度は扱
っておきたいと、いつも思います。
本を読んでいるときに、書き出し、書き終わりの
いい本があると、「あ、これ使おう」と思うこともあります。こういう情報交換も大切だと思います。
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☆ そして最近は、先週のWW便りに登場したメンター・テキストを豊かにしたいと思っています。
いい本があると、「あ、これ使おう」と思うこともあります。こういう情報交換も大切だと思います。
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☆ そして最近は、先週のWW便りに登場したメンター・テキストを豊かにしたいと思っています。
例えば、、「一人称でなくて三人称で書いてみる」、また、「違うジャンルや形式」
を楽しむ、こういうのは、やはりメンター・テキストからヒントを得ることが多いと
思うからです。
を楽しむ、こういうのは、やはりメンター・テキストからヒントを得ることが多いと
思うからです。
教えるのは先生ひとり、でなくて、世界中の作家が先生、というのもWWの魅力の一つですし。
来年の今頃、定番ミニ・レッスンがどう変わったか、また振り返ってみたいとも思います。