先週のRWWW便りでは、「見えること・聞こえること・感じること」から、授業全体の振り返りと改善に役立つ方法が紹介され、その実際の例が「見えること・聞こえること・感じること2」として今週火曜日に書き込まれました。
今回は、WWにおいて、子どもたちがよく学んだ結果を、どのように振り返るの? どうやって評価するの? それを同僚や管理職や保護者にどのように説明するの? という点から少し書きます。
この点についてぜひ見ておきたいのは、『作家の時間』(プロジェクト・ワークショップ編、新評論、2008年)の200~206ページに載っている、子どもたちの書き手としての成長をはかる具体的な評価基準です。低学年、中学年、高学年に分けて、子どもにも分かる言葉で書かれていますから、子どもたちも、日々の創作の中で、自己評価に使うことができます。
『作家の時間』の評価の章はわずか9頁の短い章(139~147ページ)ですが、子どもたちを書き手として成長させるための評価について詳しく書かれています。
英語の文献を見ていても、「いい作品の指標」はよく目にします。そしていろいろな人が考える指標に、当然、共通項は多いものの、それぞれに自分なりに(あるいは自分の教室に)しっくりくる指標になるように、それぞれに考えている印象を受けます。
ジャンルの知識を使っている
構成がいい
具体的な詳細情報も含まれている書き手の声がある
言語事項の約束がわかっている
★ Carl Anderson著、Assessing Writers (Heinemann 2005) 58ページより
この本は子どもを書き手として育てるための評価の本です。
なお、Carl Anderson氏は、WWのカンファランスの本として、How’s It Going?: A Practical Guide to Conferring with Student WritersをHeinemannより2000年に出版しています。
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