2013年1月18日金曜日

見えること・聞こえること・感じること


前回教室内の物理的環境について振り返りました。
今回は、自分の授業全体の振り返りと改善に役立つ方法を紹介します。
 それは、タイトルにあるように「見えること・聞こえること・感じること」を書き出してみるという極めて単純な方法です。下の図のような感じで。私たちは、常に見、聞き、感じていますから、それを評価(=振り返りと改善)の手段として活かしてしまおうというわけです。 
  「授業」は、自分がしているWWでも、RWでも、従来の国語の授業でも、他教科の授業でも、あるいは授業以外の職員会議や保護者会などでも使えます。(何にでも使えると思います。)
 これをすることで、現状を把握させてくれるだけでなく、自分がどう変えていきたいのかも見させてくれます。自分がどういう授業を志向しているのかも。

 これは、教師のみが考えて(わずか5分ぐらいで)書き出せますが、子どもたちにも書き出してもらうとより一層効果的だと思います。同じ授業に対して、異なる視点からの情報が得られるわけですから。

 授業参観のあとのフィードバックや、研究授業のあとの研究協議にも使えます。
 私たちは、これらの3項目を素早く把握し、かつ判断もしているわけですが、これらは協議の際のテーマに含まれていないかもしれません。特に、「感じること」は。ひょっとしたら、学びの質や量をもっとも左右しているかもしれないのに。

 そろそろ年度末も近づいてきたので、振り返りと来年度に向けての改善のためにWWでもRWでも、他の教科でもどれか一つを設定して、ぜひ書き出してみてください。思わぬ発見があるはずです! そして、ぜひ結果を下のコメント欄に書き込むか、吉田宛=pro.workshop@gmail.comに送っていただけるとうれしいです。

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