高校の歴史の課題としてつくられたものですが、このブログで紹介するのは十分に国語の課題としても適しているからです。
出したのは3月です。その時点で、年度が終わるまで(アメリカの学校は6月が年度末)生徒たちが学校に来ることはないと思ったそうで、その間に、しっかりと歴史的な思考を身につけてもらうために、家にいる生徒たちにやってもらうべきことを考えて作り出されたのがこの課題です。
このプログの読者は、①これをほぼそのまますることも、②対象や教科に応じて、必要なところを変更して実践することも、さらには③これをヒントに、まったく別のことをすることも可能です。
でも、http://projectbetterschool.blogspot.com/2020/04/blog-post_19.htmlという視点は大事にしてください。(それは、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000608-san-hlth
コロナウィルスで休校中にジャーナルふうの課題
〇 あなたの日々の観察が、未来の人々の大切な一次資料となります。なので、フィクション(物語を書くの)ではなく、本当のことを正直によく考えて書いてください。また、細かい点も大切にしてください。
〇 あなたの役割は、コロナウィルスによって身近な地域や、国や世界がどのように変わっているのかを観察し、記録に残すことです。毎日、あなたがニュース、友達、家族、そして地域で見聞きすることを、動画、文章、詩、スケッチ、あるいは他の方法で記録してください。その際、以下の問いが、あなたの観察や考えの助けになるかもしれませんが、そのすべてに答える必要はありません。また、そこには書かれている以外の問いを自分で設定して取り組むことはとてもいいことです。この「日々の記録(ジャーナル)」は登校する時に提出してもらいます。
〇問い
1.国や自治体が今日言った/宣言した/実施したことは何か?
・それに意味を感じたか?
・あなたの暮らしに影響はあるか? どんな?
・あなたの家族はどう反応したか?
2.あなたの近所でまだ開いているものは? 閉ったものは?
3.あなたの近所はどう見えるか? 人々は歩いているか?
4.あなた、家族、国、世界にとって昨日と比べて、今日違うことは?
5.貧富の差、特権、人種問題や違いなど、地域、国、世界レベルで表れた事例で今日気づいたことは?
6.人を介して、ニュースで、ソーシャル・メディアで、あなたに希望/不安/恐怖を感じさせるようなことが今日あったか?
7.あなたの家族が持っていなくて(あるいは、十分になかったり、入手できる可能性も低いもので)、必要なものは?
8.あなたや家族が持っていて、他の人が持っていないものは?
オマケ・ 今自宅で過ごす人たちがテレビをつけると、ほぼコロナ関係の報道で一色なのですね(私は、テレビを見ないので知りませんでした。今日、腰が痛くて接骨院に行って知りました!)。そこで思いついたのは(上記の③に相当)、自分、家族、地域を明るくするニュースづくりです。「マスコミがこんなニュースばかり流していたら、ますます暗くなりますね」という私の感想に、「でも、いまはそういうニュースしかないでしょう!」という医院のオウナーの反応は、至極当然と思いました。それなら、明るいニュースづくりに挑戦してみては、と思ったのです。上で紹介したヤフー・ニュースに登場する有名人たちも、ぜひコロナウィルス関連のツイートや発言はできるだけ控えて、「明るい」とは言わないまでも、世の中の人を別な方向に向ける話題の提供をお願いしたいです。
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