ちなみに最近のミニレッスンでは、あまんきみこさんの
「車のいろは空のいろ」
をみんなでブッククラブで読んだので、その本を使いました。
あまんさんは登場人物の心の中の呟きを( )で書きます。
それを扱ったので、きっとNさんはそれを多用しているのだろうと推測しています。
ボクは、Nちゃんのこの作品が大好きです。
ではお読みください!
* * *
「え”-!!」
今日は土曜日!!私は友達と遊ぶ約束をした。
○○くんと△△ちゃんだ。○○くんとは、5年生にいる○○○○くんのこと。
△△ちゃんは、1年生のときに私の小学校にいた友達。
遊びは虫取り。森の中で虫を探す。
なんて盛り上がっている場合じゃない。
私は昔から夏に森で虫取りするのが大嫌い!
理由は、「カ」にはさされるし、たまにオオスズメバチがでるし、へんなちっさい虫は大群でとびまわっているからだ。
ぜったい森なんか入りたくない。
でも行かなくちゃいけない。集合する時間になってその場所に集まった。
集合場所にいくとちゅうで、私はこう思った。
「なんで森ー!?林でいいじゃん」
私の一番きらいな森のパターンは、うっそうとしているジャングルみたいな暗い森。
そして私たちは自転車に乗って森へ向かった。
向かっている途中で、私はこんなことを考えていた。
「うあーじごくの森がどんどん近づいてくるー。サイアクじゃん。」
こんなへんなことを思いながら、道路わきを走っていた。
「ねー林じゃだめなの?」
「だめにきまってるじゃん。だって森じゃないとかぶとむしとかいないもん。あ、ついた」
私は森を見てホッとした。その森は人もけっこういて、虫もあまりいなそうな森のような公園だったからだ。
そのとなりには、ジャングルみたいなお墓のある、すごくコワイ森があるからだ
私はよかったーと思いながら、森みたいなよくわからない公園に向かって歩いていった。
そうしたら、○○くんがこう言った。
「どこ行くんだよー森はあっちだよ!」
と言っておはかのあるコワイ森のほうをゆびさした。
そして私はこう言った。
「エーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
そうしたら次は△△ちゃんが言った。
「当たり前だよー。だってあんなに幼稚園生とかちっちゃい子がいるところに、4年生がいたら変じゃん。
もしそこにうちらが入ったら目立つよー!。てつ、行こ。」
△△ちゃんは○○くんのことを、「てつ」と呼ぶ。私もよく「てつ」と呼ぶ。
でも今はそんなこと考えている場合じゃない。
○○くんと△△ちゃんがコワイ森に入っていく。
「ねー、もう早く来ないと先いっちゃうよ!」
私はいやでいやでしかたがなかった。
だってこんなところ、1回も入ったことがないところだったんだから。
(おそろしい・・・・)
と私は思う。
でも○○くんと△△ちゃんが、
「早く来てよ!」
っとうるさく言うので、しかたなく、恐ろしい森へと入っていった。
私は森の前で少しだけ立ち止まった。
でもあとの2人は、すんなりと森へ入っていく。
(意味がわからん・・)
森へ私も入っていった。
となりの公園には、たくさんの楽しそうな子達の声がいっぱいひびいているのに、私たちが今いる森はしんとしている。
(せめて、光でもさしこんでくれればいいのに)
私はたくさんならんでいる木をみながら○○くんと△△ちゃんについていった。そのとき。
「ぷーん ぷーん」
なんと、私は大っきらいな、ちっさい変てこな虫の大群の中にいた。
2,3秒たつと虫の大群はにげていった。
(逃げたいのはこっちのほうだ!)
私は思った。
そしてまた森の中を私たちは歩いていった。
そしたらなんかの昆虫がひっくり返って、身動きがとれなくなっている。
私はその昆虫をもとどおりにしてやった。
その虫はうれしそうにどっかに消えていった。
でも私はぜんぜんうれしくない。
だってさっきひっくり返っていた虫はゴキブリだったから・・・・
つまりそのゴキブリをもとどおりにしてやったとき、私はゴキブリのおなかをさわっていたことになる。
(なんかわるいことやったかなー。バチがあたったのかなあ)
ゴキブリを・・・・
* * *
WWのミニレッスンで、今までのクラスの子の作品を読み聞かせすることもあります。
同年代の子が書いた作品、というのはとても刺激になるようです。
機会があったらこの作品もぜひクラスで読み聞かせてみて下さいね。
ではまた!
0 件のコメント:
コメントを投稿