いま、『呼吸の本』(加藤俊朗+谷川俊太郎、サンガ)を読んでいます。
その中に、こんなのが出てきました(131ページ)。
ぼくは義務教育受けましたが、国語の作文書けなかったんです。書いた記憶ありません。今、やっとこさですが書いてます。
肛門を意識してしめることで集中する能力がついたからです。呼吸を知ったおかげです。書けたという事実が証明です。意識して集中するとはこういうことです。
開き直って書いてます。
肛門を意識してしめることと書くことがつながっていたとは知りませんでした。
これは、国語では教えてくれませんね!!
さらに、60を過ぎてから本を2冊出した加藤さんは「あとがき」に、こんなふうにも書いています。
作文を繰り返し書いていたら、書くことが面白くなってきたんです。こんなこと想像もつきませんでした。
今は書くのが好きになってます。先生(谷川俊太郎のこと)が言ったことを忠実に守って書いてたら少しずつ書けるようになっちゃんたんですね、不思議です。
谷川先生の訓え
1 加藤さんの味を出すには実践を通して書くのがいい。
2 具体的にわかりやすく書くようにする。
3 一般に先生といわれてるような人の書き方を真似しないほうがいい。偉そうに書いてはいけない。
加藤さんは、谷川先生の訓えを忠実に守ってたくさんの練習をしただけではなく、「ときどき、自分の思ってること、感じたことを作文にして先生に見てもら」い、「文章になっているかどうかを検証してもらってた」そうです。(さすがに、谷川先生の訓えの中には、「肛門を意識してしめる」は含まれていませんでした! 呼吸法を窮めた人だから言えることのようです。)
ここからも、たくさんの練習と、読者と、フィードバックの大切さがわかりますね!!
0 件のコメント:
コメントを投稿