この本には、学校図書館を活性化させるための具体的なアイディアがぎっしりつまっています。生徒が図書館に来ない? 読書したがらない? 図書館の資料を活用した授業をする教師が少な過ぎる? ネット環境がしょぼい? 管理職に理解がない?
そうです、そうした現状と日々果敢に取り組んでいる学校司書や司書教諭のみなさんにこそ手に取って欲しい。
でもそれだけじゃありません。学校図書館が生徒の学びのためにできることは無限にあるということを、この本は教えてくれます。ですから、本書が想定している読者は、自分の頭でものを考えられる子どもを育てる使命を持つすべての人です。とりわけ、学校の管理職、教職員、教育委員会や教育行政に関わる方々には必読の書です。学校図書館がこれからの学校教育にとってなくてはならない装置であることを明らかにしているだけでなく、その装置を常に滑らかに駆動し続け有機的に成長させるにはどうすれば良いかを具体的に示しているからです。
各章が扱うハックは、以下の流れで示されています。
・問題(取り組むべき課題)
・ハック(課題を解決するための方法の概要)
・あなたが明日にでもできること(手始めにやるとよいこと)
・完全実施に向けての青写真(ステップを踏んで取り組む具体的な方法)
・課題を乗り越える(取り組みに対して起こりうる抵抗に立ち向かう方法)
・実際にハックが行われている事例(1つか2つの具体的な実践例)
翻訳するにあたり、日本の読者が隅々まで参考にできるよう内容をできる限り精査し、北米に特有の教育内容を省いたり、テクノロジーの情報をアップデートしたりするなどの手を加えています。とはいえ、テクノロジーは日進月歩ですので、アップデートしきれていない部分が出てしまう可能性がありますが。その点はご容赦ください。
「この本が自分の新採用の時にあったら!」と思わずにいられません。どうぞ「10のハック」をワクワクしながら楽しんでください。 (以上、「訳者まえがき」より)
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