初版が出たのは、ちょうど10年前でした。
『ライティング・ワークショップ』(ラフル・フレッチャー&ジョアン・ポータルピ)を参考にして、書くことを好きにするだけでなく、自立した書き手を育てるための教え方・学び方を日本の先生たちが実践してまとめました。
今回、中学高校での実践を加える形での増補版を考えたいという話を編集担当の方からもらったので、ちょうど10年前にスタートさせた「作家の時間」の中高チームで実践・研究をしていたメンバーと、英語チームのメンバーに声を掛けて、原稿を追加する形で増補版が実現します。(小学校での実践の部分は、変更なしです。)
『作家の時間』の後の『読書家の時間』(すでに、4年前に出版済み)、そして4年前にスタートした算数・数学への応用チームの「数学者の時間」と社会科への応用チームの「市民・歴史家の時間」の実践に加えて、今年の3月には、理科への応用プロジェクトの「科学者の時間」がスタートしました。理科チームが最初にしたことは、本書をブッククラブ形式で読み合うことでした。結果は、ほとんど「そのまま使える」ということで、4月の新学期から「科学者の時間」がスタートしています。(この成果も、数年後にご期待ください!)それほど汎用性のあるアプローチということです。
そのポイントは何か? 付け足された二つの章から言えることは、(添削という不毛の実践に終止符を打てること以外に、)何よりも生徒への寄り添える度合いが格段にアップすることです。それを可能にするのがカンファランスという教え方です。(「PLC便り」のブログを開いて、2015年3月1日の記事をご覧ください。分かりやすい表が掲載されています。また「WW便り」のブログの左上で「カンファランス」で検索して見てください。)
他には、①「読者の権利」を参考に作られた「書き手の権利10か条」、②教師も一緒に書くこと、③生徒相互のピア・カンファランス(教え合い)をしっかり押さえた実践であるということです。(「WW便り」で「読者の権利」や「教師も書く」を検索してください。)
◆ 割引情報
1冊(書店およびネット価格)2376円のところ、
WW&RW便り割引だと 1冊=2000円(送料・税込み)です。
5冊以上の注文は 1冊=1800円(送料・税込み)です。
ご希望の方は、①冊数、②名前、③住所(〒)、④電話番号を
※ なお、送料を抑えるために割安宅配便を使っているため、到着に若干の遅れが出ることがありますので、予めご理解ください。
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