執筆パートナーは、数年前から「詩・大好き人間」になっていますが、私のほうは英語でも、日本語でも詩はダメが続いています。俳句も半年ほど(ほぼ毎日)続けましたが、3.11で止まってしまいました(解放されました?)。
上記のタイトルは、谷川俊太郎さんが、学校で教えられる詩の扱われ方に疑問を感じて編んだ本です。
たくさんの種類の詩が紹介されています。
難しいのは、ありません(と言い切れると思います)。
これなら、理解でき、かつ自分にも書けそうかな、と思えるぐらい。
たとえば、
蛇 (←タイトル)
長すぎる。 (←本文)
これだけです。(ルナール/岸田国士訳)
谷川さんは、わらべうたも、いろはうたも、いろはかるたも、ことわざも、なぞなぞも、しりとりも、つみあげうたも、詩と捉えています。
まだ、詩を好きになれなかったり、うまく書けないと思っても、少しはおもしろい/楽しめるかも、と思える本です。
そのためにも、解釈は絶対に押し付けない。
詩は、受け取る者/読む者の自由、とどこかに書いてあった記憶があります。(でも、探しても見つかりませんでした。)
教科書(どこの誰だかわからない人が「これがいい」と決めたもの。しかも、その短い詩に延々と5時間とか6時間をかけるの)ではなくて、この本を使って(プラス、教師が好きな詩や、年齢にあった他のたくさんの詩集から個々人が選べる形で)詩の授業をしてくれていたら、自分の人生の中に詩の入り込む余地がもっと多かった気がします。いまからでも遅くない?!
★ ぜひ、あなたの好きな詩や詩集を教えてください。下のコメント欄かpro.workshop@gmail.com宛でお願いします。
私が最近発見した中で、この本に載っているのではありませんが、
わたしは亀よ、せむしじゃないわ、
わたしは亀よ、成金じゃないわ、
わたしは亀よ、ペシミストじゃないわ。
どう? じゃない?
(ロベール・デスノス、二宮フサ訳、『私の好きな孤独』長田弘著、14ページ)
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