RW、WWで大切にされていることの一つとして、優れた読み手・書き手が実際に行っているいろいろなことを 「子どもが自分でできるようになる」、があります。
皆さんが教えている子どもたちは、「自分でできるようになっている」でしょうか? もし、なっていない場合は、どうしたらいいのでしょうか?
私自身は、「自分ができるようになっていない」ことが、いくつもあるので、そこから、できていない場合に欠けていることを考えてみたいと思います。(→ 子どもに教えるときにも、応用可能だと思うので)。
リンクのはりかたは、段階を追って丁寧にメールで説明してもらったのですが、「やはり自分でできない」のです。いったい何が欠けているのでしょうか?
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RW、WW関係の本を見ていると、子どもが自分でできるようになるための道筋が、先生たちの頭には、ちゃんと入っているように思います。
その道筋のキーワードは、「段階を追って、先生が行う部分から、子どもが行う部分を増やしていく」ではないかと思います。
例えば、RWのカンファランスについてのいい本を書いているアレン氏は、その著書★の中で、「段階を追って、子どもに学びの責任を渡していく」モデルを書いています。
そのモデルでは、大きく3つの段階に分けて説明しています。
(1)まずは、教師は先輩の読み手としてモデルを示しつつ、どうやって行うのかを はっきりと示す。なぜ、行うのかも伝える。
(→ このときに、考え聞かせはかなり有効な方法の一つです)。
(2)次の段階は、子どもと一緒に使う(練習する)。
(3)そして、最後の段階として、子どもがひとりで使う(練習する)。
読み書き教育についての著書も多く、アメリカでその指導者としても活躍しているラウトマン氏も、子どもが段々と教師の手から離れて自分でできるようになっていくことを大切にしています。
例えば、RWのカンファランスについてのいい本を書いているアレン氏は、その著書★の中で、「段階を追って、子どもに学びの責任を渡していく」モデルを書いています。
そのモデルでは、大きく3つの段階に分けて説明しています。
(1)まずは、教師は先輩の読み手としてモデルを示しつつ、どうやって行うのかを はっきりと示す。なぜ、行うのかも伝える。
(→ このときに、考え聞かせはかなり有効な方法の一つです)。
(2)次の段階は、子どもと一緒に使う(練習する)。
(3)そして、最後の段階として、子どもがひとりで使う(練習する)。
読み書き教育についての著書も多く、アメリカでその指導者としても活躍しているラウトマン氏も、子どもが段々と教師の手から離れて自分でできるようになっていくことを大切にしています。
そして、その段階を追った学びがあることで、子どもがよく学べる、と考えています。その著書の中の1冊★★には、表紙の裏にその道筋を書いた図を印刷しているぐらいです。
その図はかなり詳しいのですが、ごくごく簡単に書くと、以下のような感じだと思います。
1) 先生がはっきりと見せて教える
2) 先生が教えているところに子どもも参加
<このあたりから、先生から子どもへと責任がバトンタッチ>
3) こどもが教えてもらったことを自分で使っていく。先生はサポートが必要なときにサポートする
4) 教師は最低限のサポートをすることもあるが、通常、子どもが自分で行う(できる)
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この2つを見ていると、「なぜ私がいまだに過去のブログにリンクをはる」ことができないのかが、わかります。
この2つを見ていると、「なぜ私がいまだに過去のブログにリンクをはる」ことができないのかが、わかります。
それは、まず、最初の二つの段階がないのです(ですから当然、先にも進めません)。
つまり、(1)実際にリンクをはるところを誰かにしっかり見せてもらう、そして(2)教えてくれた人のサポートのある環境で一緒に練習する、これがありません。
「メールで丁寧に説明される」ことと「実際に行っているところを見る」ことでは、大きな差があるようです。
私に丁寧でメールで説明してくれた人も、私がそれでもできないので、「今度○○さんに会うときに、実際にやっているところを見せてもらったら」と、アドバイスしてくれました。
私に丁寧でメールで説明してくれた人も、私がそれでもできないので、「今度○○さんに会うときに、実際にやっているところを見せてもらったら」と、アドバイスしてくれました。
今度○○さんに会うときには、実際に見せてもらうだけでなくて、そのあと少し横についてもらって、サポートのある環境で練習しようと思っています。
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みなさんが教えている子どもたちが、自分でいろいろなことができるようになっていないときは、上の段階のどこが欠けているのかを考えてみると、解決が見つかるかもしれません。
出典:
★ アレン氏の書いたRWのカンファランスについてのいい本は以下です。
Conferring: The Keystone of Reader's Workshop (Patrick A. Allen, Stenhouse, 2009)
「段階を追って、子どもに責任を渡していく」ことについては、この本の77ページに図があり、75-80ページで説明されています。
★★ 上で紹介したラウトマン氏の著書は、Reading Essentials (Regie Routman, Heinemann, 2003) です。子どもができるようになる道筋は、この本の表紙の裏と、45-47ページに説明されています。
なお、ラウトマン氏については『ライティング・ワークショップ』の85ページの注2にも登場しています。
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