以下のリストは、ドナルド・グレイヴスが1983年に最初のライティング・ワークショップの本を出して以来、その後、ルーシー・カルキンズ★やナンシー・アットウェルたちの先駆者によって磨きがかけられた、30年以上の蓄積を整理する形で、まとめられたものです。
・子どもに語ってもらう。 教師の役割は聞くこと/尋ねること。
・子どもと子どもが書いている作品のバックグランドを知る。
・伝えたい何かを子どもはもっているという前提に立つ。
・待つこと。沈黙に耐えること。 時間さえ提供すれば、大切なことを言ってくれる!
・対象によっては、教師がやり取りの大切な部分を書いてあげる。
・子どもが自分では見つけられないところを提案する。
・一人ひとりとのやり取りはできるだけ短く。(でも、短すぎない)
・次のアクションを確認して別れる。 (やりっぱなしにしない)
これらを「原則」として出されてしまうと、大変だと思ってしまいますが、チェックリストとして捉え、自分がまだできていない項目の一つに焦点を当て、自分のものにしたら、次に移るようにしていけば、それほど大変ではありません。
なお、これらの項目はすべて、RWにも使えるものばかりです。★★
(出典:Writing Conference Principles by Brenda Power and Ruth Shagoury
★ 『リーディング・ワークショップ』(新評論)の著者のカルキンズは、80年代から90年代の初頭にかけてライティング・ワークショップを中心に実践・研究・普及していました。
★★ 他の教科でも?? それには、授業観の大幅の転換が求められますが。もちろん、国語ですらですが。
そういえば、管理職や指導主事と教師とのやり取り(カンファランス)にも、ほとんど使えてしまいます。そういうやり取りができていないことが、授業も学校も変わらない/変われない大きな要因なのではないでしょうか?
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