いて書く」というユニットについて書きます。
先日、詩をパラパラ見ていました。その中に小学生向きの詩があ り、もし、我が家
の犬が言葉を話せれば、お父さん、お母さん、自分などに向けて、それぞれに、こう
いうことを言うだろう、という ものがありました。
これを読んでいて、そうか、「飼い犬の口から家族を語らせる」こ とも可能なんだと
思いました。
これは自己紹介というよりは家族の紹介です。
家族だけでなく、他の人を紹介する文を書くということは(たとえば、 新しく赴任
した先生を紹介するなど)、現実生活でも時々必要とな る、ひとつの分野だと思います。
自己紹介、自分の家族の紹介、他の人の紹介など、「人について 書く」というユニ
ットをWWにつくるのもいいのではないかと思いました。
その理由は、二つあります。
1)まず一つ目の理由です。いろいろなジャンルやスタイルのメン ター・テキスト
が、さがしやすいので、何かについて書くときに、 いろいろなジャンルやスタイルが
あること提示しやすいというメ リットがあることです。これを活かして、「書き手と
いうものは、ジャン ルやスタイルを選択することが必要だ」ということを教えるの
に、 いいユニットになると思います。
私は英語の教師なので、どうしても英語のWWでのメンター・テ キストを考えてし
まいますが、少し考えただけで「人について書 く」ユニットのメンター・テキストと
して、以下のことが浮かびました。
自分のことを、ある切り口で書いた詩。(これは前回のWW便りをご覧ください)。
自分の家族のことを、第3者の口(たとえば、家族の飼って いる犬)から語らせる詩。
自分のあこがれの人、マイケル・ジョーダンについて書いている詩
歴史上の人物、ハリエット・タブマンについて書いている詩
詩は短い時間で紹介できるというメリットがありますが、詩だけ に限っても上のよ
うに、いろいろとあります。
詩以外で、頭に浮かんだのは、アメリカの大学のホームページの 中で、在学生を何
人かを、かなり詳しく紹介しているページです。(→ 紹介されている人によっ て、
書かれている情報はかなり異なります。)
また、出版されている本に載っている著者紹介も、長いもの、短 いもの、フレンド
リーな感じのもの、フォーマルな感じのもの、と とりまぜて紹介するのもいいかもし
れません。
上記のように、少し考えるだけでいろいろなメンター・テキストが浮かびますので、 「作家が行う選択」
というテーマも、教えやすいと思います。
(「作家とは選択をするもの」ということは、早めの段階で教え ておいてもいいこ
とのように思います。この点については、『ライ ティング・ワークショップ』53-
54ページで、「作家には決断が必要です」ということが書かれています。
に、 いいユニットになると思います。
私は英語の教師なので、どうしても英語のWWでのメンター・テ キストを考えてし
まいますが、少し考えただけで「人について書 く」ユニットのメンター・テキストと
して、以下のことが浮かびました。
自分のことを、ある切り口で書いた詩。(これは前回のWW便りをご覧ください)。
自分の家族のことを、第3者の口(たとえば、家族の飼って いる犬)から語らせる詩。
自分のあこがれの人、マイケル・ジョーダンについて書いている詩
歴史上の人物、ハリエット・タブマンについて書いている詩
詩は短い時間で紹介できるというメリットがありますが、詩だけ に限っても上のよ
うに、いろいろとあります。
詩以外で、頭に浮かんだのは、アメリカの大学のホームページの 中で、在学生を何
人かを、かなり詳しく紹介しているページです。(→ 紹介されている人によっ て、
書かれている情報はかなり異なります。)
また、出版されている本に載っている著者紹介も、長いもの、短 いもの、フレンド
リーな感じのもの、フォーマルな感じのもの、と とりまぜて紹介するのもいいかもし
れません。
上記のように、少し考えるだけでいろいろなメンター・テキストが浮かびますので、 「作家が行う選択」
というテーマも、教えやすいと思います。
(「作家とは選択をするもの」ということは、早めの段階で教え ておいてもいいこ
とのように思います。この点については、『ライ ティング・ワークショップ』53-
54ページで、「作家には決断が必要です」ということが書かれています。
この「決断」をジャンルやスタイルという点から教えるのに、このユニットはいいように思います。
2)二つ目の理由は、お互いを知ることの助けになることです。
自己紹介だけに限定せずに、「人について書く」と範囲を広げることで、自分にあ
った、自分の安心できる自己開示 を自分で選択できる、というのも悪くないのかなと
も思います。
誰について、どんな切り口で書こうとも、その生徒自身やその生 徒が関心や関わり
をもっている人について知ることができるので、教師に とってもプラスだと思います。
一人一人の生徒に対して、理解しようという気持ちは、WWでは大きいと思いま
す。書き手としての生徒を、一人ひとり知ることは、一人ひとりを個人レベルで(あ
るいは同じ課題をもっている生徒を小グループで)教え サポートしていくカンファラ
ンスの土台の一部ともいえます。
*****
* 本日の題に書いたユニットというカタカナですが、「単元」と訳されることもあ
ります。ただ、単元というと、「教科書ベースで、それをカバーする」イメージもあるよう
にも思いますので、カタカナのまま「ユニット」と書きました。
* 本日のWW便りは、前回のブログに対して、以下のコメントをいただいたことがきっ
かけで、書けました。ありがとうございいました。
「自己紹介」をすべてのジャンルをそろえて
学年の早めの段階でやってみるというのは
いい考えかもしれませんね。
生徒たちのことを知れる(生徒相互に知れる)
だけでなく、ジャンルの多様さも提示できます
から。
出典:
○ 自分の家族のことを、第3者の口(たとえば、家族の飼って いる犬)から語らせ
る詩は,
Kirk Mannの書いた If Dogs Could Talk で、Perfect Poema with Strategies
for Building Fluency: Grades 3-4 (Scholastic, 2000)に載っています。
○ 自分のあこがれの人、マイケル・ジョーダンについて書いている詩は Jay Spoon
が書いた
A Sestina for Michael Jordan で、この詩はNancie Atwell のNaming the World
(Heinemann, 2006)に載っています。
○ 歴史上の人物、ハリエット・タブマンについて書いている詩は、Eloise
Greenfield の書いたHarriet Tubman で、この詩は、Eloise Greenfield のHoney,
I Love and Other Love Poems (Crowell, 1978)に載っています。
○アメリカの大学のホームページの 中で、在学生を何人かを、かなり詳しく、紹介し
ているページについては、例えば、http://www.semo.edu/spotlights/students.htmを
ご覧ください。
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