先日の『モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本』ですが
ぼくもとてもおもしろいと思って動画も見てみました
第84回アカデミー賞で短編アニメ映画賞を受賞しているのですね
それが絵本化したようです
受賞作品としては日本では『つみきのいえ』がよく知られています
この短編アニメはまったくセリフは全くありません
すべて効果音だけで進行していきます
ですので映像の方だけ見せると解釈が多様化しました
モリスが最期を迎えるシーンでは
映像だけだと子どもたちはとくに最期を迎えるというイメージはないようです
そこで同作品の絵本バージョンを読み聞かせると
モリスは最期を迎えるということが子どもたちの会話の中から生まれてきました
また読み聞かせだと
「この話はすごく笑えるんだけれど、なんかさみしくなるんだよなあ」と
読み終えた後ぱらぱらと感想を言い合っていました
映像だけでは会話は生まれませんでしたが
絵本の読み聞かせだと会話が生まれます
そこに決定的な差を感じました
本は子どもたちは会話が生まれやすいのかもしれません
映像は食い入るように見ているので会話という感じではありませんでした
その点は予想をしていなかったので驚きました。
けれど
映像の方に分があったところもあります
モリスが古い本に聴診器を当てるシーンでは
映像の方がやはり魅力的でした
子どもたちはモリスが古い本の世界へと飛び込んでいくシーンにとても魅力を感じていました
絵本のページを見ながらそのシーンをイメージしているようです
絵本と映像の違いを感じながらどちらも子どもたちは楽しみました
それだけこの本と映像には魅力が詰まっているのだろうと思います
https://www.youtube.com/watch?v=VljJIQuPDSE
上の書き込みのおかげで、初めてこの本の動画を見ました。ありがとうございました。
返信削除私は、だいたい、文字がないとダメで、絵本もよく絵の面白さを見落としてまいます。
ですから、最初の2分ぐらいは、「これはダメだ、見れない」と思ってしまいました。それで、正直なところ、最初は、あと11分、あ、あと7分、半分まで来た、こんな感じでみていました。
でも半分を過ぎたあたりから、残り時間を見ることもなく最後まで見れました。
上の経験から二つのことを考えました。
1)教室にもいろいろな学習者がいるので、一つの方法ばかりでは「学びにくい」ことが続いてしまう人もいるのではないか。
2)私が上の動画を最後まで見れたのはどうしてか、と振り返ってみると、効果的な読み方のひとつ「質問をする」を、途中からよく使っていたように思います。そのおかげで頭が動き始めて、苦手な文字無し動画についていけたように思います。応用可能な方法を学ぶことは、大切だと思いました。
とはいえ、動画の場合、どんどん映像のペースで話が進むので、それなりにいい質問を考えていたと思うのですが、その質問を深め
るスペースがなかった感じです。逆にいうと、途中で何か所か止めてもらえると、会話も生まれやすいかも??とも考えました。
いい本や動画を教えてもらえるだけでなくて、それに接することで、新たに考えたり、気付けたりする機会ももらえた書き込みでした。ありがとうございました
つみきのいえはわたしも大好きです
返信削除なんともいえない気持ちが 心に残ります。
読み聞かせだと、直接読む人が目の前にいるので
子どもたちは思ったことを言葉にしやすいのかな?
いつも、読み聞かせの魅力はそこだと感じています。