「RWWW便り」を読んでくださっている皆様自身の「読書ノート」と「作家ノート」は、うまく機能していますでしょうか?
「教師はモデル」であり、「先輩の読み手や書き手」でもあるRWやWWですから、先生が自分の読書ノートや作家ノートを子どもたちに見せたり、どんなふうに使っているかを話したりするのは、いいミニ・レッスンになると思います。
夏休みは、自分の読書ノートや作家ノートを振り返り、もし上手く機能していなければ、改善の試みをしてみるいいチャンスかもしれません。
読み手、書き手としての成長とともに読書ノート、作家ノートも進化?してくると思いますし、試行錯誤の時期もあります。
私自身は、ここしばく、一つの試みとして、既成のノート(読書ノート、作家ノートが一緒になったもの)★を使っています。これについては、また書きたいと思っていますが、少し使ってみると「読んだ本のリスト欄がもっとほしい」など、やはり自分には少し使いにくい部分がでてきますが、両方一緒というプラス面も感じます。
なお、読書ノートをつくることのプラス面は、ブログ版のRWWW便り「自分の読書ノートをふりかえる」(2013年12月7日)で、以下の5つのプラス面を書いています。以下、項目だけ挙げておきますので、またよければ見てください。
http://wwletter.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html
1) 読書ノートで健康診断
2) 読書ノートから年間計画へ
3) 読書ノートでコミュニケーションのスタート
4) 読書ノートで、他の人からの情報を得る
5) 読書ノートで思い出?に浸る
ちなみにブログ版のRWWW便り2014年1月7日には、「読書ノートを自分仕様にする」というタイトルでも書いていますので、よろしければ、こちらもどうぞ。
http://wwletter.blogspot.jp/2014/01/blog-post_17.html
『ライティング・ワークショップ』(新評論)に、教師が子どもたちに一つの書くプロセスを押し付けるのではなくて、それぞれの子どもたちが、自分に適した書き方を見つけられるようにサポートしていくことの大切さが書かれています(82ページ)。読書ノート、作家ノートも同様で、子どもたちがそれぞれに、自分にとって使いやすくしていけるように、段階を追ってサポートしていくことも必要だろうと思います。
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★ このノートは2015年5月8日のRWWW便りで紹介している、リンダ・リーフ(Linda Rief)氏による、Inside the Writer’s-Reader’s Notebook: A Workshop Essential (Heinemann, 2007)という本にセットになったノートです。ノートだけの別売りもあるようです。
http://wwletter.blogspot.jp/2015/05/blog-post_8.html