2019年2月23日土曜日

「大好きなこと」と「それを教えること」のギャップ

 ライティング/リーディング・ワークショップに関わるようになってから、「詩」というジャンルに興味と魅力を感じています。以前は、詩は、私にとって、遠いところにある、なにやら崇高?そうな、未知の分野で、苦手意識もありました。アメリカでも詩を読むことや詩を教えることに苦手意識をもっている先生は多いようで、ワークショップ関係の文献を見ていると、そういう苦手意識を持っている先生への助言もよくでてきます、

 他方、詩をよく読む、詩が大好きな先生が、授業で詩を上手に教えられるのか、というとそうでもないようです。「詩は、情熱を持って読んできたものの、何年もの間、詩を教えることについては、最悪の教師だった」と、優れた実践者アトウェルは 、1991年に出版された Side by Side (Heinemann)という本の中で記しています(78ページ)。

 アトウェルが詩を教えることのが下手だったと読んで驚きました。というのも、『イン・ザ・ミドル』(三省堂、2018年)の「今日の詩」のセクションを見ていると、アトウェルほど、詩が好きで、詩を上手に教える先生はいないと思えるからです。そんなアトウェルでさえ、いきなり上手に教えられたわけではありません。

 さて、今から25年以上前に出版された Side by Side によると、アトウェルがライティング・ワークショップを始めた頃、詩が大好きなものの、生徒には無理だと思い込み、また、生徒は「詩を書きなさい」という課題と「こうやって書きなさい」というやり方や形が与えられない限り、詩は書かない/書けない、と思っていたそうです(78ページ、92ページ)。

 そこで、授業で扱うのは、自分が大好きな詩ではなく、アトウェルの言葉を借りると水で薄められたような、教室向けの詩を提示して、それを1行ずつ解説したり、お決まりの詩の形を教えたりしていたようです(78ページ)。詩を書かせるときにも、五感を使う詩」とか「5W(Who-What-When-Where-Why)の詩」、その他「願いごとの詩」「色の詩」等々を行っていたようです(92ページ)。

 そんなアトウェルですが、ライティング・ワークショップの成功から、リーディング・ワークショップを導入し始めるころに、上のような教え方から、ワークショップで、詩を読み聞かせ始め、詩について語り始めることに移行していきます。そこから、生徒たちも詩を読み始め、語り始め、また書き始めていきます(93~94ページ)。

 アトウェルは、詩を教え始めたときには、自分の好きな詩を集めてファイルをつくり、大好きな詩を生徒たちにシェアしました。つまらないと思っている詩を1行1行解説するのではなく、自分が本当に好きな詩を読み聞かせるので、子どもたちに詩が好きになるように招きやすくなります(89ページ)。

 1987年に出版され、爆発的に売れた In the Middle の初版にも、生徒たちが書いた素晴らしい詩がたくさん登場しますが、それは「書きなさいという課題から出された詩ではなく、生徒たちが詩の中に入り込むようになって、そこから生まれてきたものだ」(94ページ)ということです

 アトウェルは上記の本 Side by Side の中で、詩に苦手意識を持っている先生たちが詩を教えたいときにできることを助言をしています。そこからいくつか紹介します。

詩を教えたいと思っている先生にまず必要なのは、詩を読むこと。まず自分のために読み、詩に恋しよう。生徒に紹介したいと思う詩にしるしをつけよう(89ページ)。

・授業で詩を読み聞かせる。読み聞かせる前にはしっかり練習する。普通の自然な声で読むが、詩の意味や詩人の感情が伝わるように読む。詩は余白(改行も含めて)をうまく使っているので、詩を読み聞かせるときには、生徒が詩自体を見れるようにする(印刷して配る、あるいはスクリーンに映しだす等)(90ページ)。

・生徒には、読み聞かせる前に、教師が何度も読んだことを伝える。どうやって読もうかと考えた問題点も伝える。一度目、二度目、三度目、四度目に読んだときに自分が気づいたことも話す。こうやって、詩の読み手が「どのように」理解していったのかというプロセスがわかるようにする。生徒にも詩について思ったこと、その理由、気づいたことなどを訊ねる(90ページ)。

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 上に書かれていることは、その後、改良を加えられながら、やがて、詩の教えかたに特化したNaming the World (Heinemann)という本(邦訳なし)の出版にいたり、そして、そのエッセンスは、昨年、邦訳が出た『イン・ザ・ミドル』の「今日の詩」(112~117ページ)のセクションへと引き継がれていきます。 

 Side by Side から「自分が大好きなこと」と「それを教えること」のギャップをどうやって埋めたのか、と考えると、アトウェルの場合は、当初は教師だけのもので生徒には無理と思っていた詩の世界の中に、生徒を招き入れることができたからのように思います。

 そこには『イン・ザ・ミドル』の鍵概念でもある「譲り渡し」(『イン・ザ・ミドル』35~38ページ参照)があるのも感じます。

2019年2月16日土曜日

フェイクニュースと小説は同根??

 『理解するってどういうこと?』の第6章には、「ジャンルと作品の多様性」を扱った箇所があります。211ページの表には「多様なジャンルに気づく」とあって、19のジャンルが並んでいます(これはアメリカの高校1年生を受け持つ先生たちに、自分の受け持つ高校1年生が読み書きで親しんでいてほしいジャンルは何かと尋ねたアンケート調査の結果で、優先度の高かった順に並べられています。なぜか「伝記」が一番多く、生徒たちがよく読んでいるはずのトールキンの作品が含まれるジャンル(ファンタジー)は最下位でした。大人の期待と生徒の好みのズレを示したようなものでもありますが、しかし幅広いジャンルの本を読んでほしいと思っていることはわかります。エリンさんは、自分の読書経験を振り返っても、ほんとうに多種多様なジャンルの本や文章を読んでいて、それは大人ならみんなそうだとも言っています。それなのに、どうして限られたジャンルの本や文章しか授業で扱わないのだろうとエリンさんは問いかけています。この問いはアメリカに限られたことではありません。「ジャンル」の特質を意識させることが少ないのはむしろ日本の国語教育にもあてはまります。読むことの学習で学ぶジャンルと言えば、小説か評論文・論説文がすぐに思い浮かぶでしょうが、ほかはどうでしょうか?
 法学者・木村草太さんとSF作家・新城カズマさんの対談『社会をつくる「物語」の力―学者と作家の創造的対話―』(光文社新書、2018年)にはこのことを考えるきっかけとなる一節があります(この本にはトールキンの『指輪物語』についてのお二人の読みと解釈が繰り返しあらわれます)。たとえば「フェイクニュース」(嘘のニュース)をめぐる次のようなくだり。
新城 ですよね。そもそもフィクションとフェイクニュースは本当に区別できるのかっていう問題もあります。つまり、近代小説の起源は、おおよそ18世紀か17世紀後半ぐらいのヨーロッパになるんですけども、最初のころは、新聞記事と短編小説って、実はほとんど区別がなかったんですよ。
要するに、「どこそこで何とかいう夫人が殺された! なんという残虐、なんという悲劇!」みたいな「扇情的な報道」と、ほとんど同じ内容の「どこそこでナントカ婦人が殺されました。おお、なんという悲劇でしょう!」っていう「小説」が、同じ新聞の違うページに載っていて、しかも同じ人が書いていたりする。ちなみに『ロビンソン・クルーソー』で有名なダニエル・デフォーが書いてたんですけど!(笑)
ジャーナリズムと文学だけでなく、近代的な科学実験の報告、株の取引情報、保険の宣伝、不動産広告なんかまで、ほぼ同じ人たちによる同じ紙面でのやり取りの中から生まれた兄弟みたいなもの。そういう意味では、フェイクニュース問題って、小説の問題でもあるんですよね。
木村 そうですね。フェイクニュースにも、たとえば「クリントンってこんな奴っぽくない?」っていう評論としての側面もあるんですよね。「クリントンってこういう世界に置いたらこういうことしそうじゃない?」っていう小説も書ける。
新城 トランプ氏なんか個性が強烈なので、「歩く小説」みたいな人。
木村 確かに、評論としてのフェイクニュースと小説の境は、法的には区別がつくけれど、難しいかなとは思いますね。
新城 ええ。新聞報道と小説が・・・・・・あるいは事実を吟味する手法とフィクションを楽しむ技術とが、実はほぼ同じ出自であるっていうことを、もうちょっとまじめに考えておかないと、今後また思わぬところで足をすくわれるかもなぁ、と思いますよ。(82~83ページ)
 「事実を吟味する手法」と「フィクションを楽しむ技術」とが「実はほぼ同じ出自」という指摘にはハッとさせられます。わたくしたちはこの「事実を吟味する手法」と「フィクションを楽しむ技術」を別物と考えることが少なくないのではないでしょうか。国語の授業のなかでも、前者は説明的文章や評論文で、後者は文学作品(フィクション)で学ぶものという固定観念がありはしないでしょうか。木村さんと新城さんの対話はその固定観念を崩して考えてみることの重要性を教えてくれます。
そして、「読むジャンル」を制限してしまったら、ほぼ確実に新城さんたちが指摘することに気づく機会は失われてしまいます。ここで肝心なのは、ジャンルの境目の区別をつけることは木村さんの言うように一応可能だけれども、その境目の根拠はそれほど強固なものではないということです。
『理解するってどういうこと?』の217ページには「ジャンルの性質と特徴に焦点を当て」「子どもたちがそのジャンルを読み、学習し、書くための豊かな機会を提供すること」を目的として「ジャンル学習のガイドライン」が示されています。その目的は「ジャンル」の境目を意識させることではなく、むしろ「ジャンル」の境目が実は曖昧であり、多彩なジャンルの本を読み書きすることで子どもたちの理解の幅を広げていくことにあります。新城さんの言う「事実を吟味する手法」と「フィクションを楽しむ技術」とが「実はほぼ同じ出自」であることの発見もそういう営みから生まれるはずです。そのような営みによって、二人が話題にしているように、「ジャンル」の違う文章を同じ人が書けるという事実をしっかりと見極めることができるのです。そのように考える姿勢こそ「クリティカルな」(大切なことを見極める)姿勢だと言っていいのかもしれませんね。

2019年2月9日土曜日

読み書きのつながり

 ライティング/リーディング・ワークショップの優れた実践者たちは、実践を積み重ねるなかで、それぞれのやり方を、経験から生み出しているように思います。そして、多くの場合、読み書きをうまくつなげています。

 ◆『ライティング・ワークショップ』の中に、「美味しい料理を味わうことなく、名シェフになりたいと思うでしょうか」という文があります(『ライティング・ワークショップ』95ページ)。上手に書くためには、優れた文章を味わう必要があります。優れた文章の響きを味わうためにも、書き手が使える技を学ぶためにも、また、題材のヒントを得るためにも、ライティング・ワークショップでは、(絵)本の読み聞かせが活用がされています。(詳しくは『ライティング・ワークショップ』第7章「ライティング・ワークショップのなかでの本の使い方」をご参照ください。また、7章以外にも、51~52ページ、142~143ページも参考になります。)

 ◆ リンダ・リーフという優れた実践者は、「人は、書くことをせずに読むことはできるが、読むことをせずに書くことはできない」と、自身の著書 Quickwrite Handbook: 100 Mentor Texts to Jumpstart Your Students' Thinking and Writing の中で述べ(8ページ)、書くことにメンター・テキスト★を活用しています。

(★メンター・テキストとは、メンターつまり指導者、助言者、師匠となってくれるようなテキストと、ということです。メンター・テキストについてはWW/RW便りで何回か取り上げていますので、ご興味のある方は、WW/RW便りのブログのウエブサイトhttps://wwletter.blogspot.com/2019/02/blog-post.htmlを開き、ブログサイト内で「メンター・テキスト」で検索してください。)

 ◆ WW/RW便りで何度も紹介している『イン・ザ・ミドル』のアトウェルは、「今日の詩」で毎回のワークショップを開始していますが、これも、読み書きのつながりのある時間です。「今日の詩」は、詩を一緒に読む時間で、生徒は書く練習は行いません。それにもかかわらず、「優れた文章について、(段落以外の)教えたいすべてのことが、詩から教えられる」というぐらい、書くことにおいても、効果的な時間となっています。(「今日の詩」については、『イン・ザ・ミドル』112~117ページ、67~68ページをご参照ください。)

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 上記のリンダ・リーフの著書で紹介されている「クイックライト」を、以下、簡単に紹介します。リーフは、週に何度か、「クイックライト」という方法に短時間を使うことで、授業を開始しています。

 ・題名 Quickwrite Handbook は、「quick(早く)とwrite(書く)をつなげた一語」+「ハンドブック」。つまり、「早く書かせる」という、リーフの実践を土台にしたハンドブックです。その副題は「生徒の考えること・書くことにエンジンをかけるような100のメンター・テキスト」(100 Mentor Texts to Jumpstart Your Students' Thinking and Writing)で、副題のとおり、多くのメンター・テキストが本に収録されています。ポイントは、短いメンター・テキストを使って、読むことと書くことをセットにすることで、メンター・テキストが書くことの出発点として使われています。この実践は、いわゆる「お題」を与えて書かせる、という練習とは、まったく異なります。

・まず、メンター・テキストを読むことからスタートです。メンター・テキストは、通常、短いもの(1ページ程度の散文、詩、絵、やや長めの本からの抜粋、短い絵本など)で、それを読んでから、それに対して、2,3分、ざっと、書きます。(3ページ)

・この、2,3分、書く時間ですが、いくつかバリエーションがあります。
授業で紹介されたメンター・テキストの「全体」から、頭に浮かんだことを、2,3分、できるだけ早く書きます。あるいは、「ある行(あるいはその一部)」を借りて、その行に自分の考えを導かせるような感じで、そこから思いついたことを、2,3分、止まらずに書き続けることもあります。また、「ある行やある文体」に注目し、それを使って書くこともあります。反応として、絵を書くこともOKです。(4ページ、12ページ)

・メンター・テキストの質がよければ、書き手は刺激を受け、連想することや、反応したいことがでてくるものです。ですから、メンター・テキストの選択はとても大切です。しかし、どうしても何も書けない子どもには、メンター・テキストからその一部をノートに写すように指示することもあります。(6ページ)

2,3分、たっても、半数以上が書いていれば、1分程度、時間を延長します。(8ページ)

・このクイックライトで書いたものを、それぞれの生徒が、すぐに見つけられるようにしておくと便利です。2~3週間ごとに見直してみると、ここからさらに発展させて、ひとつの作品が生まれることもあります。つまり、クイックライトは、これからの作品を生み出す方法の一つとしても使えます。(9ページ)

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 上記のページは、Quickwrite Handbook: 100 Mentor Texts to Jumpstart Your Students' Thinking and Writing(Heinemann社から、昨年2018年に出版)のページです。

 リーフのこの本の中にも登場し、邦訳がでている絵本に、シンシア・ライライントの『わたしが山おくにすんでいたころ』(ゴブリン書房、2012年)があります。クイックライトのメンター・テキストと思って考えると、たしかに、自分の子ども時代の情景を思い出したり、子ども時代の大切な人に思いがいったりします。『ライティング・ワークショップ』の著者の一人ラルフ・フレッチャーは、リーフのクイックライトの実践を、「自分が乗る言葉の波を見つけられるまで、他の人の言葉の波に乗るようなものだ」とも言っていますが、なるほど、と思います。

2019年2月1日金曜日

新刊案内『教科書では学べない数学的思考 ~「ウ〜ン!」と「アハ!」から学ぶ』


「なぜ、読み書きの新しい教え方・学び方の情報提供ブログで、算数・数学の本の紹介?」と思う方もいると思いますが、同じ構造が国語教育と算数教育には(さらには、理科や社会科等の他教科にも)あるからです。★

 数学シリーズの第1弾だった『算数・数学はアートだ!』は、算数・数学を教えている先生にはもちろんですが、すべての教科を教えている先生(と教育に興味のある方)を対象に訳しました。読んでいただければ、算数・数学で起こっていることが、国語や英語を含めたすべての教科でも起こり続けていることを理解していただけます。(そうなのです、学校教育の問題はそれほど根深いのです!)


 すでに、http://projectbetterschool.blogspot.com/2018/12/blog-post_23.html でも紹介したように、単に「正解あてっこゲーム」をしていても数学的思考力は身につきませんし、多くの学校で実践されているとされる問題解決学習でも無理です。
 しかし、算数・数学(や理科や社会等も)で、このブログで紹介している「作家のサイクル」や「読書のサイクル」と同じように「問題解決のサイクル」を生徒一人ひとりが回せるようになることで、誰もが数学的思考力は身につけられます(誰もが、書く力と読む力を身につけられるように!)。ちなみに、理科と社会は両方とも「探究のサイクル」です。サイクルの中の名称は、それぞれの教科や領域の特徴を表しているので異なりますが、基本的なステップはほぼ同じです。
 「作家のサイクル」と「読書のサイクル」は、https://wwletter.blogspot.com/2012/01/blog-post_28.html で見られます。
『教科書では学べない数学的思考 ~「ウ〜ン!」と「アハ!」から学ぶ』の中で紹介されている数学的思考を身につけるためのサイクルは、添付の図の通りです。

この図も参考にしながら、いま数学ワークショップを実践しているチームでは、より分かりやすい算数・数学用に「問題解決のサイクル」を考え出し、それをベースに実践しています。(しかし、繰り返しますが、基本的には「作家のサイクル」や「読書のサイクル」と同じであり、大切なのは、そのサイクルを回す過程で、「う~ん!」(もがきの声)や「アハ!」(納得や発見の声)を繰り返し上げることです。)社会科のチームは、「探究のサイクル」を考え出し、実践しています。両方とも、近い将来みなさんに紹介できると思います。

◆ 割引情報
1冊(書店およびネット価格)2592円のところ、
WW&RW便り割引だと   1冊=2200円(送料・税込み)です。
5冊以上の注文は     1冊=1900円(送料・税込み)です。

ご希望の方は、①冊数、②名前、③住所(〒)、④電話番号を 
pro.workshop@gmail.com  にお知らせください。

※ なお、送料を抑えるために割安宅配便を使っているため、到着に若干の遅れが出ることがありますので、予めご理解ください。


★ いま、12年前に出した『効果10倍の学びの技法 ~ シンプルな方法で学校が変わる!』(PHP新書)の増補改訂版を出す準備をしています。それは新書版だったこともあり、ページ数の関係でパート2の「理論編」が丸ごとカットになってしまったのですが、今回はそれが全部掲載されます。その中(310ページ)に次の一節があります。(なお、増補改訂版のタイトルは、『シンプルな方法で学校は変わる』(みくに出版)で3月に出版予定です。)

学びの重要性について(中略)ここで言えることは、(1事前の情報収集がとても大切であること、(2分野外や海外の情報も大切であること、(3情報収集の過程で知識やスキルやノウハウを身につけることも大切であることそして4次に紹介するアクションを通してもたくさんのことを学ぶことなどですこうした様々な過程での学びは間違いなく私たちを元気にしてくれます

本ブログは、海外の国語の情報(=リーディング・ワークショップとライティング・ワークショップの情報+それらの日本での実践)を主に発信しているわけですが(その理由は、国内の国語の情報だけでは、国語を改善する力としては弱すぎると判断するからです!)。そのことと同じぐらいにインパクトがあるのが、国語以外の分野に目を向けることです。
教科の壁というのは、人が思うほど高くもありませんし、厚くもありません。内容面での違いは歴然と存在しますが、方法やアプローチの部分に関しては、共通点だらけ、です! 教科内だけの情報交換だけでは見えないことも、その枠を取り払うことで、打開策が見えてくることもあります。
ぜひ、「外(分野外や海外)の情報」にも目を向けてください。自分のこだわりの分野をさらによくするために!