2013年5月7日火曜日

読書ノート 8


52●要約
 Reading Between the Linesで紹介されている、教師と生徒との間で行われる読んだものについてやりとり(手紙の交換)はとても有効。 → Atwellも使っている方法。「あのね帳」の読書版? 読書感想文とは根本的に違う! 「やりとり」が+αを生み出す。
 でも、子どもたちの書くことのほとんどは再話。読んで何を考えたのか、感じたのかが少なすぎる。そこで、再話と要約の違いを教えることからはじめる。

要約                      再話                 
・読んだ内容のまとめ              ・内容を書いている
・ハイライトを書き出している     ・覚えている詳しいことを全部書き出している
・主要な点だけ書いている           ・書いてあった(起こった)順番に書いている
・最低限のことしか書かない         ・読んでない人に全部を教えるように書く
・はじめと終わりだけで、真ん中なし  ・要約以上で本以下のもの
・とても短い                    ・全部を語っている

53 要約は、考えないといけないから、大変。
   何が大切かを見極めて、解釈しないといけないから難しい。
   再話は、考える必要がない。単に思い出すだけ。

   「たくさん書くほうが価値がある」と思い込んでいる。いい評価がもらえると思っている。でも、「少ない方が、本当はたくさん」なんだということをくりかえし言う必要がある。たくさん考えた方がいいことを。 モデルで示す?

54 Deeper Reading他、Gallagherの本はとても参考になる!!
55 5つのこと(文章ないし箇条書き)しか書けないという制約を設ける
目的: 再話させないこと
内容: 単純に5つのことしか書けない
ポイント: 書き出したものからカンファランスをすると得るものが多い。書き出さなかったことにも話が及ぶ
56 5つの文章に制約した「わけ」 → Notebook Know-Howの5つの質問から
    ・誰が ~ 大切な登場人物
              ・何を求めているのか(しているのか?)
              ・でも ~ それを妨げるものは?
              ・そして ~ 主人公がすることは?
              ・結果は ~ 結末は?

 最初は、とにかく5つの文章(ないし箇条書き)からスタートして、徐々にこれら5つを順番に紹介していく。WWで先にやろうと、RWで紹介しようと関係ない。どちらにも使える方法だから。

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