エイミー・バックナーさんの「読書ノート」に関するすばらしい本からのメモが続いています。
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● より詳しく見てみる
目的: 作家が書いてなくても、見えるものを表現してみる
方法: 41で紹介されているように、考え聞かせ(ないし、子どもたちとのやりとり)を使って、書いていることやいないことで、自分が見えている詳細について書き出す/語り合う
WWへの応用: 「直接書かないで、描く」に使える
●掘り下げて読む
43 WWでは、いい文章を取り出して、気に入った言葉や文章、作家の技などを探し出すことをよくする。そして、それをすることで、子どもたちは真似するようになる。→ 作家になった人たちの多くが、まさに最初にすること。
この同じ方法を、RW(優れた読み手が使っている効果的な読み方)で使う。
読むのが嫌いな子たちにとっては、短い文章を読み直して、そこを詳しく分析するチャンスが提供される。個人対象よりも、ガイド読みとしてすることが多い。
44~45 推測する のガイド読み★の紹介
45 書くときの読み直しは、欠かせないステップなのに、読むときの読み直しは時間の無駄と捉えられている。読み直すことは弱みとさえ捉えられている。でも、読むたびに得られるものは違う!!
Deeper Reading深く読む(by Kelly Gallagher)では、あくまでも下読み、と位置づけている。2回目以降の読みで、より詳しい内容について掘り下げて読めるようになる。
46 2~3回読ませるための仕組み ~ 1回読んだらそれでいい、と思っている子たちに、くりかえし読むことの価値を発見してもらう。1回は自分で、そしてグループで読んで話し合うためにもう一回読む。そして、その後にもう一回読んで、発見したことを書かせる。
47●気に入った文章や言葉
気に入った箇所を書き写して、それについて考えたこと等を書き出す。
48 上のことが、アクティビティとして書かれている。
WWでは自分が書いたものを読み直して、修正は頻繁に行われる。読むときも同じ!! 特に、いい本は。一回で得られるものは、数分の一。
49●つながっていないものをつなげる
算数のvan de walle and lovin(Teaching Student-Centered Mathematics: Grades
5-8)を引用している。すでに知っていることと結びつけて学ぶ。(その方法しかない?!)
読むときも同じ。学ぶとき/考えるときは、常に!!(その方法しかない?!)
でも、「結び付けすぎ」「つなげすぎ」という問題も生じている。理解するの役立たない関連の氾濫現象!! したがって、それらを読書ノートに書き出させるのは時間の無駄以外の何物でもないので、しっかり違いを教えることは大切。
書く題材として役立つ「関連」はあり得るが、読むのを深めるために役立たないものは読書ノートに書き出すのではなく、作家ノートに書くようにする。
51 上のことがアクティビティとしてまとめてある。
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