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2012年12月14日金曜日

ブック・プロジェクトは一石三鳥: 私の最近のブック・プロジェクト

  期せずしてですが、私は、最近、二つのブック・プロジェクトをしていたことに気付きました。

 今日はそのうちの一つを紹介します。

 一つは、1130日のRWWW便り紹介したLit2Goからフランシス・ホジソン バーネットのThe Secret Garden(『秘密の花園』という邦題で、複数の出版社から出版されています)を聞き終わったということです。

 私は今まで、いわゆるオーディオ・ブックというか、本の内容を聞いて理解するのは嫌いだと思っていました。ですから、続きを聞きたいと思い、隙間時間に少しずつ聞いて、結局最後まで聞いたことに、自分でもびっくりです。

 結果として、少なくとも3つのプラスがありました。

1)聞くことの価値を発見しました。読み聞かせてもらうことは楽しいだろうとも思いました。(読み聞かせだと、聞き手の反応を見ながら、読み手が読み方を調整してくれるでしょうから、さらに楽しいだろうと思います)。The Secret Gardenでは、方言の台詞がよく出てくるのですが、その部分は文字を見ているよりも、耳で聞くほうがずっと伝わるものが多かったように思います。

2)授業に応用できることもいくつか発見しましたし、聞くことをもっと取り入れていく必要も感じました。

 読むことと聞くことの違いにも、思いがいきました。今まで、聞くのが嫌いだと思っていた理由の一つは、聞くよりも読むほうが早いし、読む場合ですと、飛ばし読みをしたりなど、読み方も自由に変えられるからです。

 ところが、Lit2Goのページは、画面上で読もうと思うと、けっこう細かい字で目も疲れてしまい、それで、聞いてみようと思ったのがきっかけでした。

 引き続き、読むことと聞くことの違いを考えつつ、RWの中では、いつ、どんなふうに取り入れるとプラスなのかも考え続けたいと思いました。

(もちろん、それ以外にも、RWのクラスでは、自分のブック・プロジェクトとして今回の「聞くこと」も紹介して、こういう選択肢もあることも伝えられます)。

3)もちろん、話も面白かったです(2回、聞きたいとは思いませんが)。

*****

 今回は、計画して取り組んだブック・プロジェクトではありませんでしたが、ブック・プロジェクトはやはり得るものが大きい気がします。

 子どもたちの中にも、実は気付かずにブック・プロジェクトをしている子どももいるようにも思います。

 「計画はしなかったけど、実は実施していたブック・プロジェクト」を考えてみるのも、面白いかもしれません。

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2012年11月9日金曜日

「読む内容」と「読み方」のブック・プロジェクト

 ここ2週間ぐらい、二つのクラスでブック・プロジェクトをしています。今回は、一つのクラスは「読む内容」、もう一つのクラスは「読み方」に焦点をあてて、ブック・プロジェクトを導入しました。

  読む内容に焦点をあてたブック・プロジェクト

 「読む内容」に焦点をあてたクラスでは、「ブック・プロジェクトは、選択の幅を広げるのにとてもいい機会」ということを、改めて実感しました。

 RWでは、子どもたちの読むものの選択が大切にされています。とはいえ、通常の授業の場合、「教室(あるいは図書館)にある本の中での選択」が、中心になることが多いです。

 しかし、ブック・プロジェクトを導入すると、教室の中の本の範囲では、いまひとつ興味のある読み物に出合えていなかった学習者がよく見えてきます。

 実際のところ、今回のブック・プロジェクトの結果から、一人の学習者については、教室の中のものを読むかわりに、しばらく、今回のプロジェクト関連のトピックをインターネットなどから、読み続けるように提案してみよう、そのほうがこの学習者にとってはプラスではないかと思い始めています。

  「読み方」に焦点をあてたブック・プロジェクト

 もう一つのクラスでは、「読み方」に焦点をあてて、「読むことについての課題」からブック・プロジェクトを考えてもらいました。

まずは、「ここ6週間の振り返りと、現在、読むことについて持っている課題」を考えた上で、「その課題を克服することに役立ちそうなことを1週間でやってみる」というブック・プロジェクトにしました。

そして、「自分の読むことについての課題克服に役立ちそうなブック・プロジェクト」を考えている段階で、全員にカンファランスをしました。

「その課題克服に適した方法か?」と「実現可能か?」に絞ってのカンファランスです。特に問題がなさそうな学習者については、ほとんど時間をかけずに、「いいね、それでやってみて」で、30秒ぐらいです。

  
 でも具体的にどうやっていいのか分からないとか、その方法が適切だと思えない学習者には、少し時間をかけてカンファランスをしました。また、こちらからも「こうやってみたらどうだろう?」という提案もしました。

 「読み方(や読みの課題)」に関わるブック・プロジェクトは、通常はブック・プロジェクトの選択肢の一つにすぎません。でも、今回、その一つの選択枝に焦点を絞って行い、カンファランスをセットにすることで、何らかの形で、定期的に読み方を振り返ることの大切さも見えてきた感じです。
 
  なお、ブック・プロジェクトについては、『リーディング・ワークショップ』(ルーシー・カルキンズ著、新評論、2010年)の12章(リーディング・プロジェクト)208215ページをご参照ください。
 
 またこのRWWW便りも、いくつかのページに「ブック(リーディング)・プロジェクト」というラベルをつけてみましたので、よろしければご覧ください。

2012年8月24日金曜日

ブック・プロジェクトと跳び箱


 今週のRWWW便りのテーマは「ブック・プロジェクト」です。「ブック・プロジェクト」とは、2012年7月13日2012年4月27日のRWWWに登場した「リーディング・プロジェクト」と同じものです。

 「同じものなのに、二つの言い方?」と思われるかもしれませんが、今回以降のRWWW便りでは「ブック・プロジェクト」という言葉を使おうと思います。

 というのは「子どもたちにとっても、先生たちにとっても、リーディング・プロジェクトよりもブック・プロジェクトという言葉のほうが、本にまつわるプロジェクトだとイメージしやすい」とご助言いただいたからです。

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 共にRWを学ぶ仲間の教室には、かなり難しい資格についての本を一生懸命読んでいる子がいるそうです。その話を聞いたときに、「選択」のあるRWの学び方を活かして、自分のブック・プロジェクトを見つけた子だと思いました。

 かなり前のことですが、私の教室での最後の時間の読書記録を見ると、一人の学習者は、アンソニー・ブラウンの絵本ばかり何冊も読んでいました。(この風景は、どこの教室でも、よくあることだと思います)。「今日はアンソニー・ブラウンをよく読んだのね」と声をかけると、「だって今日が読める最後の日だから」という返事でした。もし、ブック・プロジェクトを教えていれば、もしかすると今後につなげることができたかもしれません。

*****

 さて、私にとってブック・プロジェクトは跳び箱のイメージがあります。

 理由は二つあります。

(1)遠くから見ると高くて難しく見える。
(2)近づていって実際に跳んでみると、踏切板もあるので、超えられることが多い(もちろん、跳び箱の上に座ってしまったり、着地に失敗することもありますが、でも踏切板を体験するだけでも、踏切板で「ジャンプ」できます)。

 (1)ですが、始めようと考えたり、動き出した直後は難しいように見えます。

 2012年7月13日のRWWW便りに書いたように、自分にとっての好き嫌いは、ブック・プロジェクトの成否を分けると言ってもいいと思います。自分の好きなこと、興味の持てることに取り組めないと、「課題として出された調べ学習」になってしまいます。これだと、今後も続けてやってみたいというものにはなりにくいでしょう。
 
 ところが、「好きなことや興味の持てることに、うまく取り組めるようにする」ということ自体が簡単ではありません。私も模索中で、まだうまくできていない部分です。好きなプロジェクトがなかなか見つけられずに、「興味のないことはできない」と率直に言ってくれたおかげで、時間をかけたカンファランスの末、ようやく「妥協点」(それでも妥協点です)のみつかった学習者もいます。見つけられずに、「課題としての調べ学習」的になってしまうときもあります。

 しかも、始めようとすると、今まで、教室の図書コーナーに満足していたように見える学習者が、「○○という作家の作品の中でも、この本と同じタイプの本はどれですか?」、「このテーマと同じ本をあと3~4冊読みたいけど、ないのですか?」等々、教師の答えられない質問をしたり、教室の図書コーナーでは対応できないリクエストが増えます。

 こうなると、ブック・プロジェクトという跳び箱を跳ぶのはたいへんだと思ってしまいます。

 (2)しかし、実際に飛ぶ段になると、踏切板があります。踏切板は、跳び箱に向かう学習者も教師も、ジャンプさせてくれるので、成長できます。

 教師にとっては、学習者のブック・プロジェクトへの思いを聞き、質問を一緒に考えたりすることで、教師自身も読み手として、全く新しい分野に目が拓かれ、成長できます。

 学習者にとっては、もちろん全員ではありませんが、教師の考えていなかったようなトピックを選んだり、教師を待たずに自分で動いて情報を得たりし始めます。(教師の予想もしていないところで調べて情報をもってきたり、調べた情報にびっくりして確認にくることもあります)。教室の図書コーナーから、教室の外の世界にある本やリソースに目が拓かれるきっかけになり、教室の外の世界にジャンプできることもあります。

 この秋、『リーディング・ワークショップ』(ルーシー・カルキンズ、新評論、2007年)12章(208ー215ページ)などを参考に、ブック・プロジェクトを考えてみるのはいかがでしょうか。210ページには、ブック・プロジェクトを見つけるための投げかけも例も載っています。









2012年7月13日金曜日

レイ・ブラッドベリとリーディング・プロジェクト



 ここ3回は、連続してレイ・ブラッドベリについてのRWWW便りでした。この3回を読んで、私はレイ・ブラッドベリの本を読み始めています。

 それだけではなくて、「レイ・ブラッドベリ2」に書かれていたことのおかげで、リーディング・プロジェクトについても二つのことを考えました。

 リーディング・プロジェクトについては、『リーディング・ワークショップ』(ルーシー・カルキンズ著、新評論、2010年)の12章(208−215ページ)に説明されています。わずか8ページの短い章ですが、とてもいい章です。

 先生たちが冗談めかして、リーディング・プロジェクトを「本を読むことを土台にした生活を築く学習」と呼んでいる(209ページ)とも書かれています。

 ではレイ・ブラッドベリから、リーディング・プロジェクトについて考えた二つのことを、以下に短く書きます。

(1)リーディング・ワークショップの成否は、好き嫌い


ブラッドベリ・ 小学校から高校までの時代にも図書館には行っていた。夏には昼間ずっと入り浸っていた。よく雑誌を勝手に持ち出して、読んで、また勝手に棚へ戻した。・・・学校へ行くよりはるかにおもしろいさ。自分で読みたいもののリストを作って、誰に何を言われるのでもないんだ。うちの子どもたちが宿題として読まされる本を見ていると、こんなことで成績をつけられるのか、そういう本が好きじゃない子はどうなるんだ、なんてね。
パリス・レヴュー・ それが大事だということですすね。自分の好き嫌いで決めてよい。
ブラッドベリ・ そうだよ、それがすべて。★

 リーディング・プロジェクトの成否に大きく関わるのは、まさに「自分の好き嫌い」という気がします。


 『リーディング・ワークショップ』には以下のような文もあります。

 「リーディング・プロジェクトを、子どもたちの情熱や望みをうまく引き出す機会にしましょう。自分で選んだ秀逸なサイエンス・フィクション作家による素晴らしい作品からその世界を探求すること、教師から与えられた本、あるいは一定の難易度の本ならどれでもいいので読むことを考えてみてください。この違いは歴然としています。
 リーディング・プロジェクトの利点は他にもあります。自分の興味に基づいているので、子どもたちの多様性が見えてきます。いったんリーディング・プロジェクトを実施してみると、その前はみんながほとんど同じものを読んでいたように感じるくらいです」(212ページ)

(2)リーディング・プロジェクトから生活の一部(習慣)に

 「一晩に一篇のエッセイを読むことを千夜続ける。また、一晩一篇の詩を千夜。一晩一篇のストーリーを千夜。そうすれば千夜で三千のメタフォーが頭の中にある」★★
 
 これもRWWW便り「レイ・ブラッドベリ2」で紹介された言葉です。

 「一晩に一篇のエッセイ、一晩一篇の詩を千夜、一晩一篇のストーリーを千夜」となれば、もうこれは生活の一部だと思います。これが千夜で終わったとは思えないので。

 もし、夏休みに、上の縮小版(例えば、一晩一篇の詩 × 40日)をリーディング・プロジェクトとして取り組み、それが気に入れば、そのうちに、そのリーディング・プロジェクトは生活の中の織り込まれていくことと思います。

 リーディング・プロジェクト=「本を読むことを土台にした生活を築く学習」というのは、本をよむことを土台にした生活づくりの「きっかけ」でもあるからだと思います。


*****

『ブラッドベリ、自作を語る』 368ページ
★★ 『ブラッドベリ、自作を語る』 285ページ

2012年5月4日金曜日

ミニ・プロジェクトから生まれる新しいミニ・プロジェクト


 前回のRWWW便りへのコメントをありがとうございました。

→ 前回のRWWW便りにコメントをいただいたおかげで、読みたい本がまた増えました。

 Shinlearnさんのコメントから、ライアル・ワトソンに興味を持ち、少し検索してみて、『思考する豚』を、地元の図書館に予約を入れました。(→ この本を書いた人でいいのでしょうか?)

 豚つながり???で、少し前に読んだ A Day No Pigs Would Dieという本も思い出しました。(『豚の死なない日』という題名で邦訳も出ています)。この本を教えてくれた人は「泣いた」とおっしゃっていたように思いますが、いい本でした。この本の続編があるのに、それをまだ読んでいないことも思い出しました。続編も近いうちに読みたいです。

 また、てるさんのコメントを読んで、 ジョージア・ハード(Georgia Heard)の本も新たに2冊注文しました。

 *****

 みなさんのGWのミニ・プロジェクトはいかがお進みでしょうか。

 今回は、前回のRWWW便りで紹介した、私のミニ・プロジェクトの中間報告です。

 私は昨日の午前中は、満員電車ぐらい混雑した新幹線の自由席のドアの近くに立って、ミニ・プロジェクトの本を1冊読みました。好き嫌いは分かれる本かもしれませんが、私は相当好きだったので、こういう本に出合えて、嬉しかったです。(その本は、下に書いているシンシア・ライラントの『優しさ』です。この本のおかげで、あっという間に目的地に到着しました)。

 ミニ・プロジェクトに着手してみると、そこから新たに取り組んでみたいミニ・プロジェクトが生まれてくる感じです。

 さて、中間報告ですが、前回のRWWW便りに書いた、私自身の5つのミニ・プロジェクトのうち以下の4つに着手しました。

 ○ 「愛する人との死別」というテーマが出てくる本の紹介文の下書きを始めました。

 ○ シンシア・ライラントは、今までに40冊ぐらい読んだ作家で、GW中にもっと読みたかった児童文学の作家4名ぐらいのうちの一人です。今回は、英語版が入手しにくかった以下の3冊の邦訳を、地元の図書館から借りてみました。

『優しさ』
『人魚の島で』
『わにになった子ども』(絵本)

 3冊とも、「あたり」(?)でした。お薦めです。『優しさ』と『わにになった子ども』はかなり雰囲気が違います。

 → このミニ・プロジェクトから新たなミニ・プロジェクトを思いつきました。それは、シンシア・ライラント、イブ・バンティング、ジェイン・ヨーレンなど、著作が多くて、しかもその著作の範囲が多岐に渡る作家を何人か選び、「私ならこの一冊」みたいな紹介文を学習者向けに書く、ということです。(私は英語を教えているので、英語の学習者向けに書きたいと思っています。この3名は、邦訳されているものはまだ少ないのですが、英語ですと、特にライラントとバンティングには多々あります)。

○ 読書ノートにメモしそこなった本は、かなりメモできました。

○ 作家ノートについて書いてみたい文があるので、その下書きを始めました。

 GW中の私のミニ・プロジェクトの中で、まだ着手していないのは「英語という教科でのRWWWについて学んでいる仲間たちに、おススメ本の題名(特に読んだことについて話し合うことについて書かれている本)を共有する」です。この週末にできるといいのですが。。。
 
 GWもあと少しです。皆様もご多忙だと思いますが、読書ノート/作家ノートと共に過ごす楽しい時間もお取りになれますように! そして、GW中に出合ったいい本やいいプロジェクトがありましたら、ぜひ、コメント欄などで教えてください。


★ 以下、上で登場した本情報です。

ライアル・ワトソンの『思考する豚』 福岡伸一 訳 木楽舎 2009年

Robert Newton Peck 著 A Day No Pigs Would Die, Knopf より1972年

上の邦訳 『豚の死なない日』 ロバート・ニュートン・ペック著 金原瑞人訳 白水社 1996年

以下の3冊の著者はすべてシンシア・ライラントです。

『優しさ』 桐山まり訳 新樹社 1991年
『人魚の島で』 竹下文子訳 偕成社 1999年
『わにになった子ども』(絵本)ダイアン・グッド絵、こしばはじめ訳 新樹社 2008年

2012年4月27日金曜日

GW中のミニ・プロジェクト


 少し前から、今日のRWWW便りは、「GW中に【こどもたちが】できそうなこと」
というテーマで書きたいと思っていました。


しかし、思いついくのは、「旅行や遊びに行くときに作家ノートをもっていく」と
か、「旅行に行く場所について本を読んで知識を得る」等々で、こういう活動を半ば
強制的に押し付けても、プラスよりもマイナスが大きい気がしました。


そんなときに目にとまったのは、中学校レベルの優れた教育者でもあるリンダ・
リーフ氏が、ワークショップ・シリーズの二冊目に書いていた文でした。★


彼女は、飛行機の中で、自分のノートを取り出して書き始めたときの話を紹介して
います。それを見た4歳の男の子ジミーは、興味津々です。


そこでリーフ氏は、「これは、見たり、聞いたりしたこと、自分にとって大切なこ
と、覚えておきたいことを書くノートだ」と説明したあとに、「ジミー君も書いてみ
たい?」と尋ねます。


*****


リーフ氏は、この飛行機の中で自分が行ったことは、自分が教室で行っていることと同じ
だと書いています。つまり「まず自分自身を、書くことと読むことにどっぷり浸から
せること、そしてそれを生徒たちに共有すること」だと記しています。★★


また、「私が教室で何を行うかという選択は、生徒たちが何を行うかということの
指針になるということを、以前よりもずっとはっきりと自覚するようになりました」
とも書いています。


*****


「教師が実際に行っている読み書きを共有すること」と、「自分の実際の生活では
していないことを子どもたちに押し付けること」には、決定的な違いがあると思います。


リンダ・リーフ氏の文を読みつつ、GW中に【子どもができそうな】ミニ・プロ
ジェクトを考える前に、【教師が】できそうなミニ・プロジェクトを考えたいと思い
ました。


ミニ・プロジェクトというと大げさですが、要は忙しい毎日だからこそ、このGW
中に、教師自身が読むこと、書くことに浸る時間を作る、ということです。


私も、自分用のGW中の読み書きのミニ・プロジェクトを考えることにしました。以下
は、現時点で、自分がしてみたいと思っている思いつきです。


○ 私のリーディング・プロジェクトの一つ(?)で、「愛する人との死別」とい
うテーマの本や詩集について、学習者向けの紹介文を書く。


○ これも私のリーディング・プロジェクトの一つ(?)で、気になっている児童
文学の作家についてさらに読む(今、4名ぐらい、気になっていて、もっと読みたいと思
っている作家がいます)。


○ 英語という教科でのRWWWについて学んでいる仲間たちに、おススメ
本の題名(特に読んだことについて話し合うことについて書かれている本)を共有する。


○ 読書ノートにメモしそこなった本を、購入した本のリストを見ながら、簡単に
メモする。


○ 作家ノートについて書いてみたい文があるので、その下書きを始める。


*****


以下は、上記以外にも、こういうのもあるのかな、と考えてみたものです。

(ですから、以下は自分が行おうと考えているものではありません)。


みなさ んもいいミニ・プロジェクトが浮かべば、ぜひコメント欄で共有してください。


○ 入院している友人にお見舞いの手紙を書く
○ 自分の作家ノートを見直して、そこから書きかけの作品を仕上げる
○ 読書ノートのメモを見直し、そこから友人におススメ本リストを送る
○ 図書館に行って30分間、本との楽しい時間を過ごす
○ 普段はなかなか足をのばせない大きな書店に行く
○ 友人にブッククラブの招待状を書く
○ お誕生日や記念日などに贈る本をさがして、その本を選んだ理由などをカードに書く
*****  


この週末に、GW中の自分用の読み書きミニ・プロジェクト計画を練って実行し、それを週
明けに子どもたちに共有するのはいかがでしょうか。


出典:
★ ナンシー・アトウエル(Nancie Atwell)氏が編者となっているWorkshop 2: Beyond
the Basal  (Heinemann, 1990) は、複数の人が自分の実践などを書いている本です。


リンダ・リーフ (Linda Rief)氏は、上の本の125-132ページに、Apprenticeship: At Four
Or Fourteen という題で書いています。


上で紹介した飛行機の中でのできごとは、125-128 ページに書いてあります。


★★ 「まず自分自身を、書くことと読むことにどっぷり浸からせるこ
と、そしてそれを生徒たちに共有すること」、「私が教室で何を行うかという選択
は、生徒たちが何を行うかということの指針になるということを、以前よりもずっと
はっきりと自覚するようになりました」は、両方とも128ページに出てきます。