2016年3月11日金曜日

「いい本だから絶対に読んで!」~5年生の教室から~



今回のRWWW便りは、5年生の教室から、「いい本だから絶対に読んで!」という友達の言葉をきっかけに読み始めたA君を紹介します。
 
A君は、最初(1学期のうち)は教師の紹介する本しか読もうとしませんでした。

1年の終わりには、自分が読みたい本を自分で見つけ、教師による選書のサポートがなくても日常的に本を読み続けるようになりました。また、教室に複数冊置いてある本を友達と一緒に読むことを楽しんだり、おすすめの本についての情報交換を積極的に行うようにもなりました。

 さて、A君を教えた先生によると、A君の転機は、1学期の終わり頃に友達から紹介された『永遠の夏休み』(折原みと)を読み終えたことだったそうです。
      
「いい本だから絶対に読んで!」という友達の言葉をきっかけに読み始めると、今までにない集中力で最後まで夢中で読み、その後、夏休みも本を読み続けることができました。
       
 2学期になると、宗田理の「ぼくらシリーズ」を貪るように読み、上橋菜穂子の「守り人シリーズ」や『獣の奏者』も読破しました。
      
 保護者の方の話によると、家でも自分が読みたい本の話をするようになり、図書館や書店に行く機会が圧倒的に増えたとのことで、保護者も喜んでいました。
      
読書家として成長を遂げたA君の影響もあり、「ぼくらシリーズ」や『獣の奏者』はクラスの他の子にもよく読まれるようになりました。友達のお薦め本が転機になったA君が、今度はクラスの人たちに良い影響を与えるという相互作用が生まれました。
      
1冊の本を通して友達同士(教師と子ども、親と子どもの場合もあります)がつながっていく、この1年、このクラスからはそんな体験がたくさん生まれたようです。

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