でも、WW便りでも何回か紹介していますように、ここしばらくは、読み書きの授業で、詩を使うことでできる数々のことに、すっかり魅了されています。
詩が身近になったきっかけと理由は、今までのWW便りで紹介したような(2010年 9月3日, 10月1日のブログなどをご参照ください)、詩の可能性を感じさせてくれるワクワクする本に出合ったからです。
そして詩の教えかたについての多くの本が、「詩なんて別世界」と思っていた私でも何かを感じられるような詩を本の中で紹介してくれていました。それで、詩が少し 身近になりました。
また、そのような本は、詩を教えたいと思っている教師がまず行うことは、「教師自身が詩を読むこと、詩の楽しさを体験すること」、という、私でもできそうな助言を書いてくれていました。
加えて、学び仲間も、「こんな詩みつけたよ」など、いい詩を教えてくれたりもしました。
そんな経過もあって、今は、「詩ってけっこういいな」と思っています。そして、調子に乗って(?)、今学期、授業でもいろいろな詩を紹介しましたし、詩の読み聞かせや考え聞かせもしました。また、読みの授業では詩を沢山読んだ週もあります。
そして、かなり真剣に、来学期の授業の最初の数分は、ほぼ毎回「詩」 で始めようかと思っているぐらいです。
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さて、今日は、WWの詩について、いい本を何冊も出しているジョージア・ハード (Georgia Heard)氏の本から、ごく簡単にできそうな詩の学び方の一例を紹介します。
それは、教室に中に「ことばの素晴らしさを学ぶコーナー」をつくるということです。
「ことばの素晴らしさを学ぶコーナー」というとおおげさですが、一つか二つの机を集めるだけでできそうです。
このコーナーで、言葉への意識を高める一つの方法と して、すでに読み聞かせした本や、子どもたちがすでに知っている本を使うという方法が紹介されています。
まずは、詩集だけに限らず、すでに読み聞かせした本や、子どもたちがすでに知っている絵本などから、詩的なことばの使いかたが出てくるものを集めておきます。
(ここに何冊か、このコーナーに置いておくとよい絵本の例が出ているのですが、その中で邦訳が出ているのは、ジェイン・ヨーレン著の『月夜のみみずく』 だけのようです。)
そして、ここで「宝さがし」をするのです。
宝とは、「詩的な言葉が使われているところ」、です。これをペアでさがして、書き出していきます。
最後にそこから、一つだけ選び、それをしおりに書き、イラストも少しつけて、書名と著者名を書いておきます。
子どもたちはすでに知っている本なので、ストーリーがどうなるかとハラハラせず に、言葉に集中できると思います。
まずは、詩集だけに限らず、すでに読み聞かせした本や、子どもたちがすでに知っている絵本などから、詩的なことばの使いかたが出てくるものを集めておきます。
(ここに何冊か、このコーナーに置いておくとよい絵本の例が出ているのですが、その中で邦訳が出ているのは、ジェイン・ヨーレン著の『月夜のみみずく』 だけのようです。)
そして、ここで「宝さがし」をするのです。
宝とは、「詩的な言葉が使われているところ」、です。これをペアでさがして、書き出していきます。
最後にそこから、一つだけ選び、それをしおりに書き、イラストも少しつけて、書名と著者名を書いておきます。
子どもたちはすでに知っている本なので、ストーリーがどうなるかとハラハラせず に、言葉に集中できると思います。
また、詩の材料、詩につかえそうなことばは、詩だけでなく、あちらこちらにある、ということにも気づけるかもしれません。
出典: Awakening the Heart (Georgia Heard著、Heinemann, 1999), pp.8-9
なおこの本を書いたジョージア・ハード 氏は、「ことばの素晴らしさを学ぶコーナー」だけでなくて、その他、例えば「詩を聞くコーナー(イヤホーンとCDなどが必要となる)」(11-12ページ)、「詩を修正するコーナー」(14ページ)など、いろいろな「詩を自分で学ぶ他のコーナー」もつくっています。他にどんなコーナーがつくれそうか、考えてみても面白いかもしれません。
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