2011年1月7日金曜日

「本当に書く」とは?

 昨日のテーマは「読者(出版)意識をもつ」でしたが、その中で「本当に書く」がかなりのウェートを占めていたようなので、そのことを読んだ時から考え続けています。

 いったい、「本当に書く」とはどういうことなんだ、と。

・本当に書きたいことを書く
・本当に伝えたいことを書く
・本当に自分が残しておきたいことを書く
・誰かに言われて、イヤイヤ書かされていることではない!

が思いつきました。他にもあるでしょうか?

 一番上の「本当に書きたいことを書く」は、書き手による「題材選び」の大切さにつながっています。
誰かに言われても、イヤイヤではなく、本当に書きたいことであれば、OKだと思います。

 80年代、90年代以来の欧米では、「本当に(Authentic)」が教育のキーワードの一つになっています。

 それまでしてきたことが「偽物」ではないか、「学校ごっこ」だったのではないかという反省があります。

 たとえば、書くことの場合は、教師が書く題材を子どもたちに与えて、教師しか読まない作文を延々と書かせることをしてきました。また、教師の役割は子どもたちが書き終わった後に添削することが主でした。でも、子どもたちにとっては書き終わった後にどれだけ直す必要性を指摘されても、それが次に活かされないことはこれまでの体験からも、研究の結果からも明らかでした。
 書く力がつかないのは、要するに「偽物」「学校ごっこ」をしてきたという反省を招きました。(残念ながら、日本ではそういう空気がまだないようです。)

 一方、「本物の作家」やジャーナリストや詩人や俳人の仕事も参考にしました。作家のサイクルは、そんな中から生まれたというか、活用することにしたわけです。

 同じことを、「読むこと」に応用したのがリーディング・ワークショップです。

 この発想は当然、書くことや読むことだけでなく、全教科に応用できることでもあります。
 「学校ごっこ」ではなく、「本当に」することが求められています。

 さらに、評価にも応用されました。
 テストは、「偽物」「学校ごっこ」だということになったのです。
 それに代わって、「本物の評価(Authentic Assessment)」が彼これ20年ぐらい言われるようになってきています。(『テストだけでは測れない!』を参照) 教えることと評価することは、コインの裏表の関係ですから。
 日本の場合は、評価もまだ「偽物」「学校ごっこ」が主流であり続けています。
 はやく何とかせねば、子どもたちがかわいそうです!!!

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