2010年5月14日金曜日

作文とライティング・ワークショップの違い

K先生(2年生)とH先生(6年生)のクラスでとったアンケートの結果(①)と、ライティング・ワークショップを体験してもらう教員研修の中で、先生たちにグループに分かれてブレーン・ストーミングをしてもらった結果(②)を紹介します。

① 作文をじょうずに書けるようになると、どんないいことがあると思いますか? 
●2年生
・うれしい
・やったと思える。
・いっぱいほめてもらえる。
・先生にほめられたり、うれしいから。
・たくさんかくことができる。
・みんなにすごいといってもらえる。
・お父さん、お母さんにほめてもらえる。
・しんぶんにのる。
・手紙がじょうずにかけるようになる。
・いいたいことがじょうずにつたえられる。

●6年生
・楽しい・作文を好きになる。
・友達がたくさんできる。
・友達や家族に見せられる。
・みんなや先生や親などにほめられる。
・みんなに尊敬される。
・みんなに喜んでもらえる。
・みんなに注目されるようになる。
・他人にほめられたり自分を伸ばしたりできる。
・大人になったとき役立つ。
・作文を書くときに役立つ。
・国語の授業で役立つ。
・レポートを書くときに困らない。
・自分の気持ちを上手く表せる。
・伝えたいことを伝えられる。
・人に自分の気持ちが分かりやすく伝わる。
・言葉の使い方が上手になる。
・言葉がすぐに頭から出てくる。
・思考力を高められる。


② 書くことが可能にしてくれることは何か? (教師)

Aグループ
・ 考えをまとめる、整理する
・ 記録として残る
・ 苦しみを対象化できる
・ 「生きる」ってことを助けてくれる
・ 気持ちを伝えることができる
・ 気持ちスッキリ、整理できる
・ コミュニケーションがとれる

Bグループ
・ 繰り返し読める
・ 忘れないようにできる
・ 考えを整理できる
・ 思いを表現できる
・ 漢字-ひらがなで印象を変えられる
・ 遠く離れた人に伝えられる
・ 考える力がつく
・ 意思疎通
・ 読み手の想像にまかせられる
・ 形に残る
・ 長く残せる
・ アピール

Cグループ
・ 記録
・ 伝える
・ 思考の整理
・ 思いの言語化
・ 共感
・ 記憶に残す(日記)
・ 語彙を増やす
・ 表現が増える
・ 感性を育てる
・ 書く→読むへの発展
・ 人に読んでもらえる→認めてもらえる喜び
・ コミュニケーションがうまれる
・ 客観的に自分を見つめる

Dグループ
・ たくさんの人に読んでもらう
・ 語彙が増える
・ 心の整理
・ 満足感
・ 読み返せる
・ 考えを深めることができる
・ 忘れない
・ 空想あそびができる
・ 記録
・ 取捨選択ができる
・ 可能性を拡げていける

Eグループ (リストではなく、ウェブ形式で書き出されていた)
・ 伝える          ・ 読む
・ 残す            ・ 計画する
・ 漢字を覚える       ・ 広がる
・ 手紙           ・ 考えを整理する
・ 目に見える        ・ 記憶する
・ 宣伝/PR        ・ 旅立つ
・ うれしい         ・ スッキリ
・ 共有する        ・ 消化
・ すぐわかる       ・ 自分を理解
・ 形をかえる       ・ 生活/暮らしに密着


①と②で出された項目の違いで、どんなことに気がつかれましたか?

②の先生たちに出してもらったリストは、ライティング・ワークショップを通して得られるもののリストではありません。まだ実際に体験する前に「書くことが可能にしてくれることは何か?」のテーマで、出してもらったリストですから。しかし、「これらのすべてを実現してくれるのが、ライティング・ワークショップです」と説明して、体験に入ってもらいました。

先生たちのリストで、作文が可能にしてくれるものはどのくらいあると思われますか?

もちろん、2つの質問に対するリストは、すべてが出尽くしているわけではありませんから、ぜひ付け加えてください。

私は後者に付け加えたいものとして、
・ 好奇心
・ 興味・関心・こだわり
・ 主体性
・ パワー
・ 勇気
・ 気恥ずかしさ
・ 想像・創造
・ 出会い・人間関係
・ 喜び
・ 振り返り
・ 読むこと(自分が書いたのもですが、書いていないたくさんのものを)
・ 筆に書かせる(考えていなかったことを書き出してくれる/意識していなかったことを表現してくれる) ~ 起承転結や構成をあらかじめ考えて書く作文と違い、考えないで書く部分の大切さ、という意味です。
・ よく見ること
・ よく聞くこと ~ 要するには、書いていないときこそが大事ということ
・ 歩くこと 
などが浮かびました。

0 件のコメント:

コメントを投稿