2016年2月12日金曜日

書けない子、そして書ける子との接し方

一斉授業で想定する子どもにうまくマッチするのは、実際に教室にいる子どもたちの何割ぐらいでしょうか? 扱う教科やテーマにもよると思いますが、一般的には2~4割でしょうか? もしそれが事実なら、残りの6~8割の子たちにとっての授業とは、どういう意味をもっているのでしょうか? お付き合い? 少なくとも、「夢中で取り組」める時間ではなさそうです。

書けない子との接し方の第1弾第2弾に続いての第3弾です。

クラスの中には、いろんな子がいます。
大きく分けると(これ自体が本当は大雑把過ぎるのですが!)、書けない子と書ける子です。

その特徴をあげると、以下の表(Close Writing  Developing Purposeful Writers in Grade 2-6, by Paula Bourque, p.6)のようになります。



しかし、これは完璧なリストではありませんから、他の要素を気づかれた方は、ぜひ教えてください。

これだけ違った子どもたちに、同じ教え方をしていては、書ける子はさらに書けるようになりませんし、書けない子は書けるようになりません。これが一斉授業の大きな欠陥です。◆
それではどうしたらいいのか?
かなりの部分、第1弾や第2弾で明らかになってきていますが、先の特徴を明らかにしてくれた著者も、両方の書き手への対処の仕方を示してくれているので紹介します。(同上、p.7



さて、対処の大きな違いに納得されましたか?

疑問・質問や実践報告をお待ちしています。

今回紹介したことを、読むこと(読める子と読めない子)には応用できるでしょうか? あるいは、他の教科には??



◆ これは、書くことだけではなくて、すべての教科の一斉授業に言えてしまいますから、とてつもなく大きな問題ですが、日本の教育はこれまで問題として捉えてこなかった気がします!!


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