2015年6月12日金曜日

ポスター・セッション? 中グループの活用

 RWやWWでは、「ミニ・レッスンを全員」に、「カンファランスは個人単位」で、そして、時には「ピア・カンファランスやグループカンファランスを小グループ」で、と、学習者の人数から見ると、3つの単位(全体、個人、小グループ)が、あるように思います。

 この頃、感じるのが、一つのクラスでの人数の多い場合、上の3つに加えて、8~10名ぐらいの中グループを活用できないかということです。

 例えば自分が選んだテキストの紹介を考えてみます。

 せっかく全体に紹介しても、人数が多いクラスですと今一つ集中できない学習者が出ることもありますし、1時間に紹介できる人数も限定せざるを得ません。

 かといって小グループ内だけで紹介すると、(4名のグループだと)3名しか聞けません。

 この前、40名のクラスで、それぞれが選んだテキストから、大切な文を紹介してもらったのですが、以下のような動きをしてみました。

 通常は4名グループで座っています。 

 各グループから1名ずつ集めると、10名のグループが4つできます。

 その10名で丸くなって、立ったままですが、紹介。その際、今回は、大き目の字で書いた、自分が選んで抜き書きした大切な文を見せる形にしました。

 自分が抜き書きしたものを見せるために、壁をうまく使っているグループもあり(その場合は半円になって)、それを見ていて、「ポスター・セッション」のイメージだなと思いました。



  
 プレゼンをする人の周りに半円になっているほうが話しやすい感じがしました。ちょっとしたことでも、物理的な距離感が変わると雰囲気が変わるのも実感です。
 
 あとは、それぞれが自分のグループに紹介したいもの2つ程度を選び、メモを取って、グループに戻り、グループでそれぞれが得てきた情報の共有です。

 ある意味、全員に同じ形式を強いているのですが、20名程度のクラスでは全員に行うことであれば、それを40名のクラスは中グループにしてみる、そんなイメージです。



 例えばポスター・セッションのような立ち位置での、「作家の椅子」や「読書家の椅子」、そして共有の時間のバリエーションなど、もう少し考えてみたい気がしています(実際のポスター・セッションは、もちろん、人数がバラバラですが、その人数を中グループにして行うというイメージです)。

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