2014年の私の読書生活の中での一つの新しい要素は、「オンラインで読めるもの」でした。
1)ベスト10のうち4つが、学習者から教えてもらったものでした。やはりいいものに出合うためにも情報交換は絶対必要! と改めて思いました。
2)学習者が面白いと書いていたので私も見たうちの一つ、「ホアキム・デ・ポサダの、マシュマロはまだ食べちゃダメ!」★です。6分弱と短いプレゼンで、日本語字幕でも英語字幕でも見れます。しっかり笑えましたが、うまく誤魔化そうとした子どもには、笑いきれないものも残りました。
★ (英語だと、Joachim de Posada, “Don’t eat the marshmallow!)
3)笑えるけど笑いきれないものも残るのはよいのですが、今回、自分のベスト10を選ぼうとして、記憶に残っていない部分の多さにも驚きました。とても覚えきれません。
上のマシュマロのプレゼンも、「楽しみを後回しにできるということも大切」とか「うまく誤魔化そうとした子ども」など、イメージや印象だけが残っている感じです。逆に言うと、教師がいかに上手にプレゼン(提示)しても、笑わせて楽しませても、聞くだけ・見るだけで記憶に残るものは多くはない、ということだと、改めて思いました。
→ WWやRWの枠組みとして、ミニ・レッスンが授業の中心でないことの価値も改めて感じました。
4)音楽など異なる分野から、「英語を教える」ということについてのアイディアを得たりと、分野を超えて得られるものも多いと思いました。特に「ベンジャミン・ザンダーの音楽と情熱」はそうでした。(これも英語の字幕でも、日本語の字幕でも見れます。)
★★(英語だと、Benjamin Zander, “The
transformative power of classical music”)
5)ベスト10以外に、他の人には興味があまりもてないかもしれないけど、いいと思えたプレゼンがいくつかあることに気づきました。それらは、詩や本に関するものでした。やはりRWに関わると、自分の気になる分野に詩や本が入る、当たり前のことですがそうなんだなあと思いました。
***
ということで、今回は私の現時点でのTED、ベスト10を以下紹介します。いずれも日本語の字幕でも英語の字幕でも、字幕なしで見ることも可能です。よろしければ、少し時間のあいたときにどうぞ。
<視点を考えさせてくれるもの>
Colin Stokes, “How movies teach manhood”
Chimamanda Ngozi Adichie, “The danger of a
single story”
Stella Young, “I’m not your inspiration,
thank you very much”
Robin Nagle, “What
I discovered in New York City trash”
<実用的?な示唆もあるもの>
Joachim de Posada, “Don’t eat the
marshmallow!”
Michael Norton, “How to buy happiness”
Amy Cuddy, “Your body language shapes who
you are”
<教育とは直接関係ないが、教えるということについても考えさせてくれたもの>
Benjamin Zander, “The transformative power
of classical music”
Dan Pink, “The
puzzle of motivation”
Simon Sinek, “How great leaders inspire
action”
<おまけとして詩や本に関するもの>
Marc Barnett, “Why
good book is a secret door”
Sarah Kay, “If I
should have a daughter …”
Billy Collins, “Everyday
moments, caught in time”
Billy Collins, “Two
poems about what dogs think (probably)
Chip Kidd, “Designing
books is no laughing matter. OK, it is”
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