2014年12月12日金曜日

クリスマスに本リストはいかが? ~2014年のお薦め本を教えてください~

「他の人のお薦めを読もう」というテーマで、2013年年末のRWWW便りを書きました。 http://wwletter.blogspot.jp/2013/12/blog-post_27.html#comment-form

 今年も、はや12月となり、自分の読書ノートも見ながら2014年の読書生活を振り返っています。

 もし、よろしければコメント欄などで、2014年のお薦め本や、この1年の自分の読書生活のハイライトを教えていただけると嬉しいです。人のお薦め本は、私にとって、自分の読まないジャンルや知らなかった本を読むきっかけになるかことが多いからです。

 そういえば、以前、「バレンタインを、チョコレートでなくて本を贈る日にすれば?」とおっしゃった人がいましたが、1年に1度くらい、本を贈るのもいいですよね。あるいは、(可能であれば贈る人様にカスタマイズした)お薦め理由つきの本リストを贈るとか???親しい人であれば、たまにはそんなクリスマス・プレゼントも悪くないかも???

 さて、自分の読書ノートから、2014年に読んだ気になる絵本作家を選ぶとすると、ジャネル・キャノン(Janell Cannon)かなと思います。

 Stelalluna (邦訳は『ともだち、なんだもん!~コウモリのステラルーナの話』今江祥智訳、ブックローン出版)はメッセージがはっきりしすぎている面もありますが、よく考えられた絵本だと思いますし、読み返すと新たに気付く点もあり、「何度もおいしい本」とも言えます。

 (私は英語を教えていますが、ストーリーが分かったあとに、今度は書き手の目から書き手の工夫を学ぶために読むこともできます。たとえば台詞の前後で、 said の代わりに使われている単語を拾うだけでも、cried, hissed, warned, sighed, stuttered 等々、多様な動詞が使われていることが分かり、英語を書くという点からも、学べるポイントがけっこうあります。)

 その後、同じ著者のTrupp (これは邦訳がでていないようです)も購入。こちらもよかったので、この作家の残りの本も図書館にリクエストを出そうと思っています。

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 私は2014年の読書生活の特徴は、オンラインで読めるものをたくさん読んだことです。上の本も、ハリウッドスターなどが絵本を読み聞かせてくれているサイトで出合いました。http://www.storylineonline.net/

 もうひとつ、オンライン系ではTEDのサイトでプレゼンをたくさんみました。このサイトは日本語の字幕が出せるものも多数あります。
http://www.ted.com/

 英語教育では、TEDを使う人が、最近、増えてきているように思います。

 まずは、この夏にとりあえずTEDで100のプレゼンを見ようと決めました。多様なプレゼンがあり、単純に大笑いできるもの、感動的なもの等、いろいろですし、世界には多様な人がいるのを改めて感じます。現在では、見た数は200を超しました。(このサイトは、私のここ数か月のリーディング・プロジェクトだったようにも思います。)

 学習者からも、TEDの面白いサイトを教えてもらうことも多かったですが、その中の一つを紹介します。日本語の字幕も出ます。

How movies teach manhood
http://www.ted.com/talks/colin_stokes_how_movies_teach_manhood
(邦題「映画が男の子に教えること」)

これは、メディアリテラシーとも関わると思います。自分の読んでいる本についても、主人公の問題解決方法は力や暴力なのか? 主人公の性別は? 等々にも目がいくようになりました。

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 お薦め本やお薦めプレゼンなどは、またいつか続きを書ければ、と思っています。

1 件のコメント:

  1. TEDの "How movies teach manhood"を見てみました。感動しました。「一人で冒険して来い」というのは本当の勇気ではないという意味の言葉、重く受け止めたいと思いました。

    さて、私が今年読んだ本の中で出色だったのは、渡辺一史『北の無人駅から』(北海道新聞社, 2011)です。北海道というと、食べ物がおいしいとか、景色が美しいといった手あかにまみれたフレーズで語られることが多いですが、この本はそんなきれいごとに背を向けて、北海道の現実の中へと取材を続けていきます。例えば、絶滅するかもしれないと話題になったタンチョウは保護され、えさまで用意される。その反面で、エゾシカは増えすぎたという理由で駆除の対象とさて、現地に人たちからも目のかたきにされる。このような現実を前にすると、マスコミのもてはやす「自然保護」キャンペーンがいかに薄っぺらいかを感じます。791ページという大部な本ですが、出会ってよかったと思える1冊でした。

    次に面白かったのは、戸部良一『失敗の本質』(中公文庫)です。初版は1991年。20年以上も前の本ですが、最近、ビジネスの分野で話題になっているようです。日本軍が組織としてどのような欠陥を持っていたか、何が敗因で戦に負けたかを論証しています。

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