2013年7月19日金曜日

修正 その2


 修正に困っている3~5人ぐらいの子たちを集めて、以下のような質問を順番に投げかけていくだけです。

     下書きの中で、一番訴えたい内容が書かれている文章に下線を引いてみて?
     それについて具体的に書いている部分や例を挙げている部分をカッコでくくってみて?
     今度は、下線の文章とはまったく関係のない部分に、波線を引いてみて?
     一番気に入っている文章はどれ? 矢印で示して。
     下書きの中で、インパクトがあると思っている言葉を3つ選んで丸で囲んで。

 これら印をつけたところのいずれかに焦点を絞って発展させたり、さらに強調させたり、膨らませたり、あるいは逆に削ったり、消したりしていけばいいわけです。

 前回の繰り返しになりますが、修正は主題と文の構造の転換」と捉えています。

 自分の下書きについてするのではなく、集まった子たちの中で、あえて自分のとは違うのに印をつけてみてもおもしろいかもしれません。他人の目は、自分とは違うものを見てくれますから。

 修正を教えるのに困っている方、ぜひ試してみてください。


★ 近々、出版予定の『リーディング・ワークショップ』の日本での実践版の中でも、2人の実践を紹介しています。

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