フランキー・スィベーソンとカレン・スズィムズイアック(Franki Sibberson & Karen Szymusiak)の本に詩集の選書を助けるいいアイディアを見つけました。詩集の選書を助けるために詩のカードを用意するという方法です。子どもたちが気に入りそうな一つの詩をとっかかりにして、その詩集自体を読んでみたくなるということを期待する実践です。
6〜8冊の詩集から(もっとあってもいいと思います)1冊につき、詩を一つずつ選び表紙と作品のコピーを用意します。カラーのタグボードの表に詩、裏に詩集の表紙を貼ります。カードの裏にある表紙の近くには「この詩が好きなら、この本のほかの詩も好きかもしれない」と書いてあるようです。
さっそくカードを作ってみました。表が詩で裏が表紙です。スィベーソンらの実践ではカラーのタグボードに詩を貼り付けているようでしたが、B5の紙に詩と詩集の表紙をコピーしラミネート加工して作りました。
完成したカードは詩集のカゴの先頭に入れます。
まだカードは5枚で、詩集は8冊くらいしかないですが幾人かの子はカードの詩を読み詩集を手にとって読んでくれました。他にもいろいろなジャンルを読もうという課題と絡めて詩にチャレンジしようという意欲をみせてくれる子が少しずつですが増えてきました。
詩集のカゴに詩集がさらに増えて20〜30冊くらい、そして詩集のカードも同じ数くらい揃ってくればさらに効果が期待できそうです。これからさらに詩集と詩のカードを充実させていきたいです。だから最近の週末はよく詩集を本屋で読んでいます。これがとても楽しかったりします。自分も詩を楽しみ書いていきたいです。
詩集との「いい出合い」ができる実践だと思いました。紹介してくださって、ありがとうございます!
返信削除というのは、詩のカードからお気に入りの詩をまず見つけるので、詩集を手に取るときには、「あのお気に入りの詩が載っている詩集」という目で見ることができます。きっと他にもいい詩があるのでは?という期待感を持って詩集を見ることができますし、詩のカードで出合った詩から学んだ知識を使うこともできます。
私の場合、詩集を手にとることがあっても、そのときにパラパラ見ていて出合った詩がイマイチだと、結局、その詩集全体をあきらめてしまうこともあります。でも、上の実践だと、そんな心配もないです。
ふと思ったのですが、詩集のカゴの中に厚紙を1枚いれておいて、「今ある詩のカードには含まれていないけど、おススメの詩と、その理由一言と、それが載っている詩集名」を、子どもたちが自由に書き足していけるようにしてもいいかも???
あたたかなフィードバックありがとうございます!励まされます。
削除詩集から一つの詩を選ぶセンスが問われるかなと思いました。けっこう自分のおすすめはすべるので、工藤直子さんの「のはらうた」だったら、かまきりの詩など子どもたちに人気がある詩を選ぶといいかもしれないと思いました(自分のおすすめもいいですが)。あと同じ詩集から二つ詩を選んで2枚カードを作るのもいいかなあと思いました(いい詩がいっぱいあって迷いますので)。
>ふと思ったのですが、詩集のカゴの中に厚紙を1枚いれておいて、「今ある詩のカードには含まれていないけど、おススメの詩と、その理由一言と、それが載っている詩集名」を、子どもたちが自由に書き足していけるようにしてもいいかも???
いいですね!子どもたちの選書を助けるいい仕掛けになりそうですね☆最近国際バカロレアで大切にされているというキーコンセプトという考え方について学ぶワークショップでワンダーウォールという実践を知りました。壁にある模造紙に不思議に思ったことを書いた付箋を貼って、その不思議をみんなで共有するという実践です。この提案を読んでその実践を思い出しました。大阪の先生の実践はこれを発展させて、不思議→なるほど→納得と三つのスペースを模造紙に作っていました。このワンダーウォールが子どもたちの探求を促がすようにgraphyさんの提案も子どもたちの詩の探求を促がしそうですね。一つ選んだカードの詩以外にもよい詩があって、ぴったり合う詩は人それぞれで、そこが難しいところでもあり面白いところでもあると思います。
だからこのような私はこの詩がいいと思ったというのをクラスのみんなにシェアーできる仕掛けがあるときっといいと思います。やってみようと思います。
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