昨日読んでいた本に年間計画の立て方が書いてあったので、メモを共有します。
5年生を題材にしています。
本のタイトルは、When WW isn’t Working? です。(数字はページ数)
第10章 授業計画をどう立てるか?
124 年間計画 ~ 最後は、雑誌作りで終わる。1年間学んだことの集大成。作品・出版の集大成でもあるので、最適。5週間掛かる。日本の6年生の卒業文集と似ている?(自立度は、まったく違うが!)
★ここから、逆さまに計画を立てる。つまり、雑誌作りに必要なことを年間かけて押さえていく。
調査は、社会科や総合的な学習や理科と関連付けられる。物語が嫌いな子は、ノンフィクションで輝ける。他にも、回想録、説明文などを扱う必要がある。(どのジャンルを抑える必要があるかは、指導要領から明らかになる。単に教師がやりたいことではない。)
年間計画の例は、資料 F。 (これを見てみたい方は、pro.workshop@gmail.comに連絡ください。)
125 ユニット計画
ユニットの構造:①子どもたちがモデルをじっくり分析する~教師がモデルを示し、いい文章の基準/特徴を自分たちで明らかにする、②下書きを書く(練習する~言葉で話すのも効果的)、③修正する、④出版し、祝う。
短いユニットでも、長いユニットでも、この構造は変わらない。
126 週単位の計画 (彼らの場合は、毎日WWをすることを前提にしています)
127 ~ 少しの時間も無駄にしないで、教えることは教える
128 1時間の計画 ~ 柔軟性が大切
45分のWWと、30分のジャーナルと中身の共有が理想。
◆2人の教師の実践の紹介:
131 モデルを示しまくるRoberta ~ テーマを与えて、宿題で書いてきて、翌日何人かが紹介することを数ヶ月やった。みんなの書くレベルがアップした。(テーマは大枠で、その中で選択の自由があることが大切!)
132 子どもたちの作品を紹介した。それらに基づいて、いい文章の特徴をまとめる。
133 オウナーシップがあるからこそ、サイクルの最初から最後までやり通せる。その意味では、自分が選んだ題材であることがカギ。
教師がモデルを示し続けるので、子どもたちも自分のを見せることに躊躇しない。
月・火は、ミニ・レッスンに重点。水・木はひたすら書き、金は共有という時間の使い方もあり。
134 Miganの評価の仕方
・ 子どもたちが選んで提出した作品
・ 日々の観察、カンファランスの記録
・ これらによって、子どもの成長を見取り、自分の教え方も改善し続ける
・ 特に、書きたがらない子どもたちには手厚く接する
・ Megan is a teacher, a writer, and a mentor.
情熱を持って、接することの大切さ。それが伝わってしまうから。
情熱さえあれば、あとはついてくる。
■以上のポイントをまとめると:
・最後から考え始める(「自立した書き手」は何ができるか、から)
・逆さまに計画を立てる (これは、『効果10倍の学びの技法』の166~172ページで紹介していることです。)
・ユニットの構造というか流れを押さえると、子どもたちはよく学べる
・1時間の計画は柔軟に。毎日、力点をおいてやってもいい
・教師は情熱を持って、モデルを示しまくる!!!
・オウナーシップ(自分のものという意識)を子どもが持つことで、サイクルを回すことをいとわなくなる
・多様な角度から子どもを評価(見取り)続け、サポートする/自分の授業を改善し続ける
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