2010年7月2日金曜日

ごくごく短時間の(カンファランス

 WWでは、「書き手を育てる」ようなカンファランス(つまり、今、書いている作品だけがよくなるのではなくて、そこで学んだことが今後にも活かせるカンファランス)の大切さが、随所で書かれています。

 私自身は、2つの点で難しいなあと思うことが多いです。

 一つはカンファランスの記録。なかなか自分にぴったり合った記録方法が見出せていません。

 もう一つは時間の問題(クラスの人数が多くて、なかなかカンファランスの時間がうまくとれない)です。

 この2点は、今日のWW便りで少し触れ、また、今後もWW便りで時々、書いていきたいと思っています。

 さて、Regie Routman の Writing Essentials (Hinemann, 2005)という、DVD付のいい本があります。

 その中にごく短時間(1~2分、時には5分ぐらいかかることも)で行う、ほとんど"歩き回りながらのカンファランス"があります (217~218ページ)

 基本的には歩きまわりながら、長所やニーズをみつけたり、努力を認めたり、励ましたり、その場でさっと教えたり、評価したり、アドバイスしたりしつつ、短いメモを取ります。そのメモはとても簡単なものです。1枚の紙に20~30人ぐらいの子どもの名前が書いている表があり(1日分)、そこに、ごくごく短い一言、例えば「「作品の名前、いい情報(が書かれている)、読み直しの必要あり」とか「いい書き出し、会話を使う」とか「「おとぎ話終了、題が必要、素晴らしい言葉の選択」程度が書き込んであります。 そして、1対1のもっとしっかりしたカンファランスが必要な子どもには、*がつけてあります。 たまには、こういう感じのカンファランスを、(例えば人数が多ければ)クラスの半分の子どもを対象にしてみる、というのもいいのかなと思いました。

1 件のコメント:

  1. これなら簡単にやれそうですね。

    あるいは、たまにはこういうのをやって、2日ぐらいで全員のをチェックするというのもいいかもしれません。

    とにかく、一つの方法だけに固執するのではなく、いろいろ試してみる中で、自分にとって(というよりも、子どもたちにとって)ベストの方法(それも複数あっていい)を見つけ出していくことのような気がします。

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