2014年9月19日金曜日

本のカバーデザイン

 本のカバー(表紙や裏表紙)のデザインをする人が、その舞台裏?というか仕事を語っているプレゼンテーションのビデオをインターネットで見つけました。

 『リーディング・ワークショップ』(ルーシー・カルキンズ著、新評論)51ページには、子どもの前で、本の表紙をしばらく見て考える教師の姿 がでてきますし、231ページからは、ブッククラブで、『朝びらき丸東の海へ』の表紙をみて素晴らしい話し合いをした子どもたちがいたことが分かります。 (→ ただ、後者は、表紙についての素晴らしい話し合いを「金魚鉢」でみんなの前で行ってもらうとうまくいかなかったようです。それについて教師がどのようにサポートできるかが、次の232ページで紹介されています。)

 それだけ表紙からわかることも多いのだとも思います。


 残念ながら、インターネットで見つけた映像は、そのまま教室で見せるのは無理(教室で子どもに見せるには不適切な部分もあるし、子どもにはピンとこない部分も多いと思います)だと思います。

 見つけた映像は、多様なプレゼンが見れるサイトの「TED」の中にあり、Chip Kidd氏「Designing books is no laughing matter. OK, it is」というプレゼンで、日本語の字幕を出して見ることもできます。このプレゼンの中では、『ジュラシック・パーク』、『1Q84』など、日本でもお馴染みの本も登場します。
http://www.ted.com/talks/chip_kidd_designing_books_is_no_laughing_matter_ok_it_is?language=ja 

 このプレゼンで、本のデザインを決めるプロセスを見ていると、内容をしっかりつかみ、それをどのように提示するのかを考えているのがよくわかります。これは本の紹介のプロセス、特に本の紹介ポスターをつくるプロセスとは、重なる部分もあると思います。

 この映像自体は授業では使いにくいと思いますが、表紙を使って話すミニ・レッスンを考える前に、上のプレゼンを見ると、作り手の工夫もわかり、ミニ・レッスンに間接的に活かせることもけっこうあるように思いました。


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