前回とのつながりで、「いい文章を書く」というか「上手に書く」とはどういうことかを、そのままのタイトルの本を使って紹介します。William Zinsserが1976年に書いたOn Writing Wellです。私がもっているのは2006年に出た30周年記念の改定第7版ですが、すでにその時点で100万部以上が売れています。サブタイトルには、The Classic Guide to Writing Nonfictionとありますから、対象はノンフィクション限定です。★この本の内容に相当する本がすでに日本語でありましたら、ぜひ教えてください。
まずは、パート1の「原則」から。(私が読みながら取ったメモを起こしていますから、必ずしも要約とは言えないかもしれません。左の数字は、本のページ数です。斜字は、私のコメントです。)
xii&4 書くことのエッセンスは、修正すること。
xiii IT時代でも書くことがベース → 増えこそすれ、減らない!!
5 最終的に書き手が提示しているのは、中身よりもその人本人。
書き手の意気込みが伝わってくるか? 文章を通じて、humanity, warmth, aliveness(人間性、温かさ、イキイキさ)が。 → これらが伝われば、読んでくれる。
文章自体は、clarityとstrength(明快さと説得力)が大事。
6 いい文章の秘訣は、最小限に切り詰めること。
8 読み手は、30秒ぐらいしか時間をくれない。
16 最初の下書きは、何の問題もなく半分にすることができる。
短くすることを、心がける。
19 読み手は、書き手に誠実であること/本当にその人であることを望む。そのために、書き手はリラックスすることと自信を持つことの両方を同時に実現しなければならない。
21 「私」という言葉を使わなくても、書き手の主張(Voice)は伝えられる。
Style is tied to the psyche.(書き手のスタイルは、その人の心を表している。)
24 自分自身のために書く。自分が楽しめれば、他の人も楽しめる。
書くときは、自分であれ!! 偽らない!
34 メンター・テキストから学ぶ/真似る。
Learn to use words with originality and care. (言葉は、大事にしかも自分なりのオリジナリティをもって使えるように練習する。)
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