さて、子どもたちにとってメンターは? と言われると、まずはプロの作家(の作品)が浮かぶ人も多いのではないかと思います。
つまり、メンター・テキストです。WWでは教えるのは先生だけでない。世界中のすべての作家が先生になりうる、ということです。(7月30日と10月1日に扱いました。)
つまり、メンター・テキストです。WWでは教えるのは先生だけでない。世界中のすべての作家が先生になりうる、ということです。(7月30日と10月1日に扱いました。)
メンターは、世界中のプロの作家だけではありません。もちろん、教室の中にいる人、つまり先生や他の子どもたちもメンターになれます。
今回、In the Company of Children という本を読んでいて面白いなと思ったのは、 「自分自身もメンター」ということを、WWで教えることでした。
「自分自身もメンター」とはどういうことなのかと言いますと、自分が書き手としてよくできている点に気づき、 そのよくできている点を基にして、書き手としてさらに成長するということです。
子どもたちは、自分の書き手としてのよくできている点に、自分では意外に気づいていないようです。
上の本の著者Joanne Hindley 氏は、時々、それぞれ自分の作家ノートを見て、自分の書き手として優れているところ、誇りに思えるところを見つけるように言うそうです。
見つけたあとには、どうしてそこを選んだかも書いてもらうそうです。
これは、自分の書いたことを、違う視点で読み直すということでもあります。
自分がよくできていることを見つける・気づくことで、達成感を持って、自分の書い たものを見直すことができますし、そこから将来書く作品にも、再度使いたいという 作家の技に気づくかもしれません。
また、自分の書いたものを見直すことで、そこから、さらに将来へのプロジェクト (例えば、ある作品を書き直すとか)が出てくることもありそうです。
さて、自分自身がメンター、ということからは少し離れたことも、以下、書き込みます。
書いたものを見直してよくできている点に気づくというのは、もちろん、クラスメイトの書いたものを見るときにも使えます。
書いたものを見直してよくできている点に気づくというのは、もちろん、クラスメイトの書いたものを見るときにも使えます。
クラスメイトだけではくて、時には学年を飛び越えて行ってもいいかもしれません。
上の本で、Joanne Hindley 氏は、3年生の子どものクラスに6年生に来てもらうという 活動も紹介しています。
6年生の子どもは、3年生の子どもに読んであげる箇所を自分で選び、なぜ、そこを選 んだのかを話します。
また、3年生の子どもには、その6年生が書いたものを配り、「うまく書けていると思う点に下線をひいて、なせ、その箇所を選んだのかを書いてもらったりもしています。
そして6年生の子ども(メンター)から学んだことで、(3年生の)自分の目標にできることをみつけてもらったりもしています。たとえば「細かい点の描写がちゃんとできるようにな りたい」などがでてきています。
以上、Joanne Hindley著、In the Company of Children (Stenhouse 1996)、 34-39ページを基に、紹介しました。
上の本で、Joanne Hindley 氏は、3年生の子どものクラスに6年生に来てもらうという 活動も紹介しています。
6年生の子どもは、3年生の子どもに読んであげる箇所を自分で選び、なぜ、そこを選 んだのかを話します。
また、3年生の子どもには、その6年生が書いたものを配り、「うまく書けていると思う点に下線をひいて、なせ、その箇所を選んだのかを書いてもらったりもしています。
そして6年生の子ども(メンター)から学んだことで、(3年生の)自分の目標にできることをみつけてもらったりもしています。たとえば「細かい点の描写がちゃんとできるようにな りたい」などがでてきています。
以上、Joanne Hindley著、In the Company of Children (Stenhouse 1996)、 34-39ページを基に、紹介しました。
なお、ここ何回か、ブログに書き込むと、迷惑メール扱いになって、メルマガに配信されないことが続いていました。ハンドルネームを変えてみたら?とご助言をいただき、今回、akkr より graphyに変えました。これでうまく送付できるといいのですが。
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