あなたは、学ぶときにその内容や方法、そして自分が学んだことを明らかにする方法(発表/評価の仕方)などで選択肢を提供されたことがありますか?
あるいは、教えるときに生徒たちにそのような選択肢を提供したことがありますか?
著者のマイク・エンダーソン氏は、「教える際に選択肢を提供することは、生徒の学び、やる気、成績を高めるための最も効果的な方法だ」と言い切っています。
そしてこの本の中で、選択肢を提供することがなぜ大切なのか、どうすればそれを提供できるのかを明快に示しています。
より具体的には、「選択する学び」を可能にする学習環境のつくり方、教師と生徒に求められるスキル、実践する際の注意点、異なるニーズや興味関心への対応、レディネス(学習者の側に学びに必要な条件や環境が整っている状態)にある生徒を対象に試すことのできる多様なアイディア……そして「選択肢を提供する授業」をすぐに始められるように具体的な手順が分かりやすく説明されています。
しかもこの手法は、あらゆる教科・学習対象に使えるだけでなく、選択することを通して学ぶ際に必要なスキルは、(入試のためのスキルと違って?!)学校や大学を卒業してからも(つまり生涯を通じて)役立つものであり、その価値は計り知れません。その中には、自己評価能力や、ピア・カンファランスやコーチングなどのスキルが含まれます。
そうなのです、著者が本の中で選択のある学びとして繰り返し取り上げているものの筆頭がライティング・ワークショップとリーディング・ワークショップなのです。
ライティング・ワークショップ(作家の時間)とリーディング・ワークショップ(読書家の時間)を、「選択を提供する教え方」という切り口で見直す(補強する)ことのできる良書ですので、ぜひご一読を!
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