2013年5月10日金曜日

読書ノート 10


 前回(読書ノート9)に引き続き、「作家のように読む」がテーマです。

73 作家のように読む
○読み手として
     いいと思ったところを読んだときは、止まる
     戻って、そこを2~3回読み直す
     読み手として作家がしていたどんなことがよかったのか/気を引いたのかを見つける
     そのことを読書ノートに書いておく
○書き手として
     読んでいて気がついた「作家の技」を自分の書く文章で使ってみる
     してみようと思ったことをメモしておく(あとで使えるように/カンファランスで話せるように) ← これは、読み手としての最後のポイントと同じ?? こうなると、読書ノートと作家ノートがダブってくる。

真似ることをほめる。 ← 本物の作家たちも、そこからスタートしているんだから。
 真似ることは、カムボーンのモデル(8つのステップ)の中にも含まれている大切な要素。
76 でも、単に真似して終わりではなく、さらに磨きをかけたり、他の可能性を見出せるようにサポートしたり、よりよい読み手/書き手になれるように次の段階や方向性を示してあげるのが教師の役割

 人間関係で好みをもつことは避けた方がいいが、本は別。大いに奨励すべき。
78 著者が、ジュリアス・レスターがいかに「作家の技」を駆使して書いているかを説明しているところ。
   いい作家の技/文章を見つけることで、それを使い始める

●お気に入りの作家
目的: お気に入りの作家を持つことは、自分が書く際のメンターを手に入れること
    それが作家のように読むことを可能にしてくれる
方法: まずは、自分のお気に入りを紹介して、何がどう好きなのかを話してきかせる。
    次に、みんなに自分のお気に入りをもってこさせて、紹介しあう。リストアップして貼り出す。
書くこととの関連:  有名な作家たちですら同じことをしている!! 自分の好きな作家の文章をくりかえし読むことで、作家のように読むことが可能になり、使っている文章/作家の技が伝播されてくる。 これは、作家ノートを使って行う。
    ← 村上春樹さんも、作家になる前にフィッツジェラルドの作品を細かく分析した!

79 猫の物語を書くのであれば、猫に関して集められるだけ読んで、いいと思ったのを書き出し、それを参考にする。プロの作家たちも使っている方法なんだから、自分の子どもたちが使わない手はない!!

 いい1冊か2冊か3冊あれば、ほとんどの「作家の技」はカバーできる。
 その方が、教師にとっても、生徒たちにとっても楽。

80 一冊ノートで読み・書きの両方をやるか、それぞれがいいかは、究極的には生徒の判断。教師の都合で押し付けるのはまずい。頭の切り替えができるかはポイント

81 あまり本を読んでいない教師へのアドバイス
     誰もお気に入りの作家はいる。そこからスタートすればいい
     メンター・テキストとして使うには最低でも3つ価値あることがあるかがポイント
     子どもたちが見つけてくれることもある!!!

82 『アフリカの大きな木バオバブ』ミリアム・モス文 の場合の3つ

85 一緒に読むことも大切。受け取り方が違うから。

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