第3章 効果的な読み方と読書ノート
37 私の学校ではもう数年間、優れた読み手が使っている効果的な読み方(『「読む力」はこうしてつける』を参照)を学校ぐるみで取り組んできている。だから、4年生に上がってきた子どもたちに、これ以上何を教えることがあるのかと悩んでしまうこともある。
でも、読書ノートを見ると、子どもたちがうまく使いこなせていないことは見えてくるし、中には学校での読みと外での読みを使い分けている子たちもいる。自立して、いつでも使いこなせていない!!
一斉授業で教えて、子どもたちが使いこなせるようになることを期待するのは無理な話。
38 困ったときに戻るのは、「2つか3つ、私が信じていること」で、この場合は、ヴィゴッツキー。
すでにできることと、サポートがあればできることのギャップこそが教師の役割!
優れた読み手が使っている効果的な読み方を段階化すること。(下の「方法」を参照)
そしてその際、読書ノートをうまく使いこなすこと、が私にとっての解決法。
●イメージする
映像化できることで、読む楽しさが増す。
39 イメージの3段階は: 写真、映画、体験
1)
写真: 1ページずつ/1シーンずつの写真が描ける
2)
映画: 動きのある映像として見られる。本に書いていないことまで想像できる(ここでは描くよりも、見えていることを書き出したほうが効果的?)
3)
体験: 自分が登場人物を体験している。物語の一部になっている。考えていること、感じていることなどについて書き出す。
40 映画を見ていたのに、写真しか見えなくなったときは、もっと集中する必要性があることを示してくれる。
でも、体験してもらうことが、読みを教える醍醐味!!
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