2020年10月30日金曜日

いかに書くか 〜事実を描写するということ〜

  「事実を書くだけでなく、自分の気持ちも書きなさい。」そんなふうに学校の作文の授業で言われた記憶があります。大人になってからも、ただ事実を書き連ねるのではなく、気持ちを書き表すこと、つまり感情語を使うことが必要だと思っていました。

 

 では、感情語を使いさえすれば良いのでしょうか。

 

私は高校の英語の授業でライティングを教えています。「心が動いた体験を取り上げることが大事ですよ。」と説明し、各自に題材を決めさせます。そして、文章を書かせると、例えば、「私は沖縄に行きました。民泊をして、原生林や美しい海に連れて行ってもらいました。とても楽しかったです。」というふうになります。このようなパターンがとても多いのです。

 確かに、「楽しかった」という気持ちを表す言葉は使われています。しかし、読んでいて面白くありません。

 

 何が必要なのでしょうか。

 

 私自身の読書生活を振り返ってみました。感情語をほとんど使わず、事実の描写に徹することで人に感銘をあたえる、そんな文章に出会うことがありました。そのような文章にふれ、気持ちを表現するとはどういうことなのか、読者が共感するには何が必要か、ということを考えさせられます。そのような文章をいくつか紹介します。

 

                              

 

 ある中学生の作文です。

米国で作文教育の成果を公表している “Thoughtful Learning K-12”というウェブサイトがあります。そこに掲載されている “Departure”(出発)という文章です。(原文は英語です。ここでは私の日本語訳で紹介します。)★1

まず書き出しの部分。

 

弟と私はテレビを見ていた。その時、父が私たちを呼んだ。「アナ、パトリック、家族会議をするから、ダイニング・ルームに集まってくれ。」

弟と私は顔を見合わせた。家族会議ですって? 私たちはそんなもの、これまでしたことがない。

 

「私は戸惑った。」と書くのではなく、「弟と私は顔を見合わせた。」と書いています。その時の二人の表情が目に浮かびます。

この「家族会議」で筆者は、父の転勤のために、住み慣れた故国を去り、アメリカに移住しないといけないことを知ります。

 

        「何ですって!」私は立ち上がって叫んだ。

「アナ、座るんだ。おまえは長女だろう。理解しなきゃダメだ。私たちはみな、ここを出ていく。明日、書類を書くために大使館に行く。それで手続きは終りだ。」怒りのこもった声でそう言うと、父はダイニングを出て行った。

 

 一ヶ所、「怒りのこもった」が父親の感情を表す言葉です。しかし、伝わってくるのはそれだけではありません。父親の無念感、家族に対する思い。そして筆者の驚き。父親のしゃべった言葉のひとつ一つが、感情の動きを読者に想像させます。

 

 自国を去りたくない筆者は、いやいや引越しの準備をし、出発の日を迎えます。

 

時、私たちは空港に着いた。金属探知機を通過するところで、私は引っかかってしまった。金属のバックルのついたジャンパーを着ていたからだった。このとき私は、警察がやってきて、私を飛行機に乗せないようにしてくれたらいいのに、と思った。

(中略)

800便ご搭乗ください。800便ご搭乗ください。」女性のアナウンスの声がした。それが私たちの乗る飛行機だった。

 

 どこにも、「嫌だった」「行きたくなかった」という言葉は書かれていません。その代わり、金属探知機でひっかかったことを詳しく書いています。そして、空港のアナウンスの言葉。搭乗案内を告げる、どうということのない言葉です。しかし筆者にとっては、心に刺さるように響いた言葉だったのでしょう。その場面を想像し、そこに私は共感します。

 

                              

 

武田百合子氏の『富士日記』より引用します。★2

 

九月七日(月)晴

    朝 ごはん、豆腐味噌汁、手羽肉から揚げ、大根おろし、りんごとにんじんのジュース。

    ごはんを食べていると、あかはらくらいの大きさ(ひょっとすると、あかはらの雌かもしれない)の、嘴がオレンジ色の鳥、食堂に舞い込んでくる。そして、突然、空がなくなったのであわてふためいていたのだ。二階の廊下に舞い上がり、てすりに体をぶつけ、暖炉の煙突に羽をすり、ちょっと態勢をたて直したようになったかと思ったら、天窓の青い色硝子めがけて、大へんな勢いで嘴から突進してぶつかり、主人の足もとの床に落ちた。口を大きく二、三度開けた。象牙細工のような舌を三度ほど反らせてちらっちらっとみせた。肢をすーっとのばした。それから目を丸くあけたまま動かなくなった。よっぽど苦しかったらしい。気絶かと思っていたら、だんだんまぶたのようなうす青い膜がかぶさってきて半眼になった。頸の骨を折ったのだろう。この鳥が舞い込んできて死ぬまでは、三十秒くらいの間のこと。テラスのテーブルの上に置く。昼ごろ、硬くなったのでポコの墓のところに埋める。眼は半眼のまま、頸だけがぐにゃぐにゃしている。

       昼 お好み焼、ふかしじゃがいも、スープ。 

 

 内容は、食事のメニューの他は、舞い込んできて死んでしまった鳥のことだけです。しかし、その鳥については一部始終を細かく描写しています。それだけ、武田氏はその鳥に関心を寄せていたのでしょう。

「よほど苦しかったらしい。」「気絶かと思っていたら」「頸の骨を折ったのだろう」など、観察した事実にもとづく憶測も書かれています。しかし、その鳥が死んだことについて、「かわいそう」といった類の言葉は書かれていません。描写の締めくくりは、「頸だけがぐにゃぐにゃしている。」という記述だけです。

 しかし、私はこの文章に感銘を受けます。仮に、「ぐにゃぐにゃしている。」の後に、「かわいそうなことをしたものだと思った。」という言葉があったとしたらどうでしょうか。とたんに文章全体が陳腐なものになってしまう気がします。

喜怒哀楽を表す言葉、いわゆる「感情語」をひかえ描写に徹することが、この文章に緊張感を与え、読み手を感動させているのです。

 武田氏は、いかに書くかということについて、次のように言っています。★3

 

美しい景色、美しい心、美しい老後など「美しい」という言葉を簡単に使わないようにしたいと思っている。景色が美しいと思ったら、どういう風かくわしく書く。心がどういう風かくわしく書く。くだくだとくわしく書いているうちに、美しいということではなくなってきてしまうことがあるが、それでも、なるたけ、くわしく書く。「美しい」という言葉がキライなのではない。やたらと口走るのは何だか恥ずかしいからだ。

 

                              

 

坂井律子氏の『〈いのち〉とがん』より引用します。★4

 

 二○一六月の膵頭十二指腸切除の後、お腹中の内臓をあちこちつないでいるためか、食べると食物の通る動きで激しい腹痛がした。そこで、食べる前に痛み止めを飲むことにしたが、そのことでますますお腹が荒れてしまったか、食べられない。I章で書いたような腸に直接管を入れて高栄養液を流し込む「腸瘻(ちょうろう)」が始まると、それが消化されずにそのまま出てくるような下痢。腸瘻の管が外れて口から食べられるようになっても、下痢をしそうで食べられない。続く補助化学療法の抗がん剤副作用。お腹に膨満感、やがて下痢。口に甘い感覚が残ったり、急に「もやし」に薬品臭さを感じたり、ヨモギ団子が苦くて食べられなかったり、という味覚障害がやってきた。ご飯もまずい、水すらまずい。ついに体重が三八キロになり、脱水症状の疑いありとのことで緊急入院となった。

   「何を食べればいいのか」「何だったら食べられるのか」がわからないという、想定外の大ピンチであった。

 

 坂井律子氏は、NHKのディレクターだった方です。56歳で膵臓がんが見つかり、58歳で亡くなられました。この本は、がんの再再発がわかった時点で書くことを決意し、闘病のなかで執筆したものです。「あとがきにかえて」を書いたのが亡くなる3週間前でした。

 私はここに記されている状況の悲惨さに圧倒されます。毎日をどんな思いで過ごしていたのか。下痢による消耗感、味覚障害の不快感、思うように食べることのできない悲しみ、緊急入院したときの焦り。死にたくないというあがき。不安。苛立ち。・・・さまざまな気持ちが交錯していたに違いありません。しかし、そのことには一言もふれず、ひたすら、事実を書きつづっていく。

 このような文章を読むと、「とても苦しかった」とか、「死にたい気分だった」といった感情語はまったく用をなさない、という気になります。

 このような文体で書くことを選んだ背景には、書き手の問題意識があります。坂井氏は次のように語っています。★5

 

自分の苦しさや家族の献身的な看護そのものを書いたり、その「献身」を前提としたものを求めるより、個人的な体験がもしかしたら他の人も感じていることなら、それをまとめて発信したい。日本人の二人に一人が、がんになる時代にもかかわらず、「ほんとのところどうなの?」という部分が知られていないことは意外に多いと感じる。

 

                              

 

 喜怒哀楽を表す言葉にすぐに飛びつく前に、心を動かされた場面について、事実をていねいに描写すること。伝えたい内容を客観的に記述すること。このことを私の生徒たちにも伝えていきたいものです。

 

 

 

1   https://k12.thoughtfullearning.com/assessmentmodels/departure

2 武田百合子『富士日記』中央公論社,1977

3 武田百合子「絵葉書のように」(武田百合子著、武田花編『あの頃—-単行本未収録エッセイ集』中央公論社, 2017年)に所収

★4坂井律子『〈いのち〉とがん---患者となって考えたこと』(岩波新書, 201992—93ページ

★5 坂井律子、同上書、224-225ページ

 

 

2020年10月28日水曜日

教室の図書コーナーにおきたい本のリスト(2)

 近々『(学校の)読む文化をハックする(仮題)』が出ます。  
 その著者の最後の言葉は、「もし、私たちが学校でたった一つのことしかできないとしたら、私たちがすべきことは、生徒がより良い、より夢中になって読む読書家になることを手助けすること以外に考えられません。読むことは、より素晴らしい未来への準備をするために、私たちが生徒に手わたすことのできる『最高の贈り物』なのです」です。  
 本書の翻訳過程で、「教室の図書コーナーにおきたい本のリスト」を協力者にお願いして集めました。  
 2回目は、小学校4年生の先生が教室に置きたいリストです。(リストは、全部で10回の連載です)

【絵本】

『てん』 ピーター・レイノルズ作 谷川俊太郎訳(あすなろ書房)

『っぽい』 ピーター・レイノルズ作 なかがわちひろ訳(主婦の友社)

『せん』 スージー・リー(岩波書店)文字なし絵本

『セクター7』 デイヴィッド・ウィーズナー(BL出版)文字なし絵本

『ジャーニー』『クエスト』『リターン』三部作 アーロン・ベッカー(講談社)文字なし絵本

『旅の絵本』シリーズ 安野光雅(福音館書店)文字なし絵本

3びきのかわいいオオカミ』ユージーン・トリビザス作 ヘレン・オクセンバリー絵 こだまともこ訳(冨山房)

『絵くんとことばくん』天野 祐吉作 大槻 あかね絵(福音館書店)

『ボールのまじゅつしウィリー』 アンソニー・ブラウン作 久山太市訳 評論社

『野球場の一日』 いわた慎二郎作 (講談社)

『このあとどうしちゃおう』ヨシタケシンスケ(ブロンズ新社)

『月のかがく』えびな みつる 絵と文 渡部 潤一 監修 中西 昭雄 写真

『バスラの図書館員 イラクで本当にあった話』ジャネット・ウィンター作 長田弘訳(晶文社)

『アラスカたんけん記』 星野道夫作(福音館書店)

『カレーライスがやってきた』森枝卓士文・写真(福音館書店)

『リキシャガール』ミタリ・パーキンス作 ジェイミー・ホーガン絵 永瀬比奈訳(鈴木出版)

『ギルガメッシュ王ものがたり』3部作 ルドミラ・ゼーマン作 松野正子訳(岩波書店)

『絵本 パパラギはじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと』 ツイアビ作 和田誠構成・絵 エーリッヒ・ショイルマン編(立風書房)

『地球のてっぺんに立つ!エベレスト』スティーブ・ジェンキンズ作 佐藤見果夢訳(評論社)

『詩ってなあに?』ミーシャ・アーチャー作 石津ちひろ訳(BL出版)

『ロバのシルベスターとまほうの小石』ウィリアム・スタイグ作 せたていじ訳(評論社)

 

【児童書】

『大どろぼうホッツェンプロッツ』プロイスラー作 中村浩三訳(偕成社)

『マチルダは小さな大天才』 ロアルド・ダール作 クェンティン・ブレイク絵 宮下嶺夫訳

『ギリシア神話』石井桃子編・訳 富山妙子絵(のら書店)

『びりっかすの神さま』岡田淳(偕成社)

『チョコレート戦争』 大石真作 北田卓史絵(理論社)

『がんばれヘンリーくん』ゆかいなヘンリーくんシリーズ べバリー・クリアリー作 ルイス・ダーリング絵 松岡亨子訳(学習研究社)

『チョコレート・アンダーグラウンド』アレックス・シアラー作 金原瑞人訳(求龍堂)

『あるかしら書店』 ヨシタケシンスケ(ポプラ社)

『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズ 斉藤洋作 杉浦範茂絵(講談社)

『マジックツリーハウス』シリーズ メアリー・ポープ・オズボーン作 食野 雅子訳

『ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎作(公文社)

『車のいろは空のいろ』全3巻 あまんきみこ作 北田卓史絵(ポプラ社)

5分後に意外に結末』シリーズ 学研教育出版編(学習研究社)

『みどりのゆび』モーリス・ドリュオン作 安東次男訳(岩波書店)

『おとうさんがいっぱい』三田村信行作 佐々木マキ絵(理論社)

『ナタリーはひみつの作家』 アンドリュー・クレメンツ作 田中美津子訳 伊藤美貴絵(講談社)

『はじめての古事記 日本の神話』竹中淑子・根岸貴子作 スズキコージ絵(徳間書店)

『にんきもののひけつ』森絵都作 武田美穂絵(童心社)シリーズ『にんきもののねがい』『にんきものをめざせ!』『にんきもののはつこい』など

『くまのパディントン』マイケル・ボンド作 ペギー・フォートナム絵 松岡亨子訳(福音館書店)

『百まいのドレス』エレナー・エスティス作 ルイス・スロボドキン絵 石井桃子訳(岩波書店)

『火のくつと風のサンダル』 ウルズラ・ウェルフェル作 関楠生訳(童話館出版)

『くろて団は名探偵』ハンス・ユルゲン・プレス作 大社玲子訳(岩波書店)

『シャーロットのおくりもの』EB・ホワイト作 ガース・ウィリアムズ絵 さくまゆみこ訳(あすなろ書房)

【詩の本】

『まどみちお全詩集』まどみちお作 伊藤英治編(理論社)

『だだずんじゃん』 川崎洋作 和田誠絵(いそっぷ社)

『まるむし帳』 さくらももこ(集英社)

『のはらうた』工藤直子(童話屋)

『ポケット詩集』田中和雄編(童話屋)

『おーい ぽぽんた 声で読む日本の詩歌166』(福音館書店)

『がっこうのうた』 ねじめ正一作 いとうひろし絵(偕成社)

『耳をすます』谷川俊太郎作 柳生弦一郎絵(福音館書店)

『たいようのおなら 子どもの詩集』灰谷健次郎編 長新太絵(のら書店)

『詩ってなんだろう』谷川俊太郎(筑摩書房)

                       リスト提供者/都丸陽一


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2020年10月26日月曜日

教室の図書コーナーにおきたい本のリスト(1)

  近々(12月に?)『(学校の)読む文化をハックする(仮題)』が出ます。


 その著者の最後の言葉は、「もし、私たちが学校でたった一つのことしかできないとしたら、私たちがすべきことは、生徒がより良い、より夢中になって読む読書家になることを手助けすること以外に考えられません。読むことは、より素晴らしい未来への準備をするために、私たちが生徒に手わたすことのできる『最高の贈り物』なのです」です。

 教科に関係なく、これに賛同できる教師は少なくないと思います。
 でも、どれだけ実現できているでしょうか?

 本書は5つのハック(章)で構成されており、その3番目の「生徒たちは本を容易に入手できる必要がある」という問題に対処する方法として ハック3 教室の図書コーナーを充実させる ための方法が具体的に紹介されています。
 しかし、どんな本を置いたらいいかは書かれていません。それは当然です。教室にいる生徒たちによって異なりますから。
 その異なる生徒たちに関係なく置かれる/紹介されるアプローチを「良書主義」と言います。日本の教科書および国語教育は、それで成り立っていると言えます。それが結果的に多くの生徒を読むこと嫌いにさせている理由とさえ言えるぐらいです。
 このことを知りつつも、「教室の図書コーナーにおきたい本のリスト」を協力者にお願いして集めました。
 しかし、本に掲載することはしませんでした。時と共に変わりますから。自分で探すのが億劫な人向けに、あくまでも取っ掛かりのレベルとして活用してほしいからです。本に掲載してしまうと、そういうふうには取られにくいと思いました。そこで、このブログで紹介していくことにしました(すでに、このブログでは過去にもお薦めの本のリストを多数紹介していますし!)。
 小1~2年生の担任から短大生を教える先生および司書さんからのリストです。
 RWの実践者たちのおすすめの本のリストなので参考にしていただければ幸いです。
 そしてこれを期に、すでに存在するたくさんの「おすすめ本」を紹介した本や情報に興味をもっていただけれるとうれしいです。

 1回目は、小1~2年生の先生のリストです。(リストは、全部で10回の連載です)

◆ 図書コーナーにおすすめの本(1、2年生)

 

【絵本】

『すてきな三にんぐみ』トミー=アンゲラーさく いまえよしともやく(偕成社)

『じごくのそうべえ』作・たじまゆきひこ(童心社)

『光の旅 かげの旅』アン・ジョナス 内海まお訳(評論社)

『にじいろのさかなとおおくじら』マーカス・ファスター作 谷川俊太郎訳(講談社)

『ママがおばけになっちゃった』さく・のぶみ(講談社)

『もうぬげない』ヨシタケシンスケ(ブロンズ新社)

『ゆかいなかえる』ジュリエット・キープスぶん、え いしいももこやく(福音館書店)

『いろいろへんないろのはじまり』アーノルド・ローベル作 まきたまつこやく(冨山房)

『それからのおにがしま』川崎洋作・国松エリカ絵(岩崎書店)

『どんぐりむらのだいくさん』なかやみわ(学研)

『せかいのひとびと』ピーター・スピアーえとぶん 松川真弓やく(評論社)

『どろぼうがないた』杉川としひろ作・ふくだじゅんこ絵(富山房インターナショナル)

『もしものせかい』ヨシタケシンスケ(赤ちゃんとママ社)

『てぶくろ』エウゲーニー・M・ラチョフ絵 うちだりさこ訳(福音館書店)

『オレ、カエルやめるや』デヴ・ペティ文 マイク・ボルト絵 こばやしけんたろう訳(マイクロマガジン社)

『じぶんだけのいろ』レオ=レオニ 谷川俊太郎訳(好学社)

『じがかけなかったライオンのおうさま』マルティン・バルトシャイト 作絵 かのうのりたか訳(フレーベル館)

『しずくのぼうけん』マリア・テルリコフスカさく うちだりさこ やく(福音館書店)

『としょかんライオン』ミシェル・ヌードセンさく ケビン・ホークスえ 福本友美子やく(岩崎書店)

『としょかんねずみ』ダニエル・カークさく わたなべてつた訳(瑞雲舎)

『勇気』バーナード・ウェーバー作 日野原重明訳(ユーリーグ)

『としょかんのよる』ローレンツ・パウリ文 カトリーン・シェーラー絵 若松宣子訳(ほるぷ出版)

『こぐまのくまくん』EH・ミナリックぶん モーリス・センダリックえ まつおかきょうこ やく(福音館書店)

『ピーターラビットのおはなし』ビアトリクス・ポター さく・え いしいももこ やく(福音館書店)

『バーバパパのなつやすみ』アネット=チゾン/タラス=テイラー さく やましたはるお やく(講談社)

『どこいったん』ジョングラッセン作 長谷川義史訳(クレヨンハウス)

『どろんこハリー』ジーン・ジオンぶん マーガレット・ブロイ・グレアムえ わたなべしげおやく(福音館書店)

『ロバのシルベスターとまほうの小石』ウィリアム・スタイグさく せたていじやく(評論社)

『おふろだいすき』松岡享子・作 林明子・絵(福音館書店)

『わんぱくだんのひみつきち』ゆきのゆみこ 上野与 作 末崎茂樹 絵かっこひさかたチャイルド

11ぴきのねこ』馬場のぼる(こぐま社)

『おしいれのぼうけん』ふるたたるひ たばたせいいち さく(童心社)

『ぐりとぐら』なかがわりえこ やまわきゆりこ(福音館書店)

『ねずみくんのチョッキ』作・なかえよしを 絵・上野紀子(ポプラ社)

『うそ』中川ひろたか作 ミロコマチコ絵(金の星社)

『すいかのたね』さとうわきこ さく・え(福音館書店)ばばばあちゃんシリーズ

100万回生きたねこ』佐野洋子 作・絵(講談社)

『ぼくのおふろ』鈴木のりたけ(PHP研究所)

『へいわとせんそう』たにかわしゅんたろう ぶん Noritake え(ブロンズ新社)

『みどりいろのたね』たかどのほうこ作 太田大八絵(福音館書店)

『キャベツくん』長新太 文・絵(文研出版)

『だるまちゃんとてんぐちゃん』かこさとし(福音館書店)

『あらしのよるに』きむらゆういち作 あべ弘士絵(講談社)

『かわ』かこさとし(福音館書店)

『ブタのドーナツやさん』谷口智則(小学館)

『はなをくんくん』ルース・クラウスぶん マーク・サイモントえ きじまはじめ やく(福音館書店)

『かにむかし』木下順二文 清水絵 (岩波書店)

『とべバッタ』田島征三(偕成社)

『あいうえおっとせい』谷川俊太郎・文 白根美代子・絵(さ・え・ら書房)

『どろんここぶた』アーノルド・ローベル作 岸田衿子訳(文化出版局)

『あたまのうえにりんごがいくつ?』レスィーグ作 マッキー絵 たむらりゅういち訳(ペンギン社)

『あいしてくれてありがとう』宮西達也(ポプラ社)

『ジルベルトとかぜ』マリー・ホール・エッツ作 たなべいすず訳(冨山房)

『しろいうさぎとくろいうさぎ』ガース・ウィリアムズぶん、え まつおかきょうこやく(福音館書店)

『そらまめくんのいちにち』なかやみわ(小学館)

『ぼちぼちいこか』セイラー作 グロスマン絵 いまえよしともやく(偕成社)

『三びきのやぎのがらがらどん』マーシャ・ブラウンえ せたていじやく(福音館書店)

『からすのパンやさん』かこさとし(偕成社)

『おたまじゃくしの101ちゃん』かこさとし(偕成社)

『へびのクリクター』トミー・ウンゲラー 中野完ニ訳(文化出版局)

『どろぼうがっこう』かこさとし(偕成社)

『メチャクサ』ジョナサン アレン・さく 岩城敏之・やく(アスラン書房)

『てん』ピーター・レイノルズ 谷川俊太郎訳(あすなろ書房)

『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダックさく じんぐうてるお やく(冨山房)

『おごだでませんように』くすのきしげのり・作 石井聖岳・絵(小学館)

 

【児童書】

『オバケちゃん学校へいく学校へいく』松谷みよ子作 いとうひろし絵(講談社)オバケちゃんの本シリーズ

『にんきもののひけつ』森絵都作 武田美穂絵(童心社)にんきものシリーズ

『へんてこもりにいこうよ』たかどのほうこ作・絵へんてこもりのはなしシリーズ

『そらとぶこくばん』ねじめ正一さく 山口マオ

『おさるのやま』いとうひろし作・絵

『カッパのぬけがら』なかがわちひろ作 (理論社)

『めいちゃんの500円玉』なかがわちひろ作(アリス館)

『がっこうのおばけずかん おばけにゅうがくしき』斉藤洋作・宮本えつよし絵 (講談社)おばけずかんシリーズ

『ひみつのとっくん おしごとのはなし消防士』佐川芳枝作・青山雄一絵(講談社)おしごとのおはなしシリーズ

『ドラゴンにごようじん』茂市久美子作・とよたかずひこ絵(国土社)ドラゴンシリーズ

『モンスターホテルでおどりましょう』柏葉幸子作・高畠純絵モンスターホテルシリーズ

『はれときどきぶた』矢玉四郎作/絵(岩崎書店)はれぶたシリーズ

『エルマーのぼうけん』RSガネット作絵 わたなべしげお訳(福音館書店)エルマーシリーズ

『もりのへなそうる』わたなべしげお・さく やまわきゆりこ・え(福音館書店)

『こまったさん』

『おばけのジョージーとさわがしいゆうれい』ロバート・ブライト作絵 なかがわちひろ訳(徳間書店)

                                       提供者/風越学園・片岡利允

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