カンファランスの新たな可能性の4回目です。
出典は、Let's Talk: Managing One-on-One, Peer,
and Small-Group Conferences, by Mark Overmeyer の 「第3章 一対複数の生徒たち + 第4章 一対クラス全体」です。
第3章 一対複数の生徒たち
49 生徒たちは各自違うことを書いているので、カンファランスは一対一しか考えられないと思っていた。 → それはRWも同じ! しかし、ガイド読みをしている!
生徒たちをよく知っていることでできるのがガイド書き、ガイド読み。 ~ ということは、生徒たちを知らないでできるのが一斉指導/教科書指導。皆さん、このこと考えたことありますか? あるいは、生徒たちのニーズを無視してできるのが一斉指導/教科書指導?
50 できる生徒にはそれなりに、できない生徒たちにもそれなりに対処できるのが、ガイド書き
○ガイド書きのテーマは? ~ 何でもあり得る
51 ・何を書いていいかわからない
53 ・どうやって書きはじめるの?
54 ・下書きの段階のガイド書き
55 ・「私は書き終わった!」への対処
57 ・修正関連のガイド書き など
64~5 基本的には、ガイド読みと同じで、15分がメド。
66 ガイド書きに数人の生徒を呼ぶときも、ひたすら書くから始めて、全員が落ち着いて書けるようにする。自立した書き手こそが中心というメッセージを常に発信し続けることの大切さ! ~ RWと同じだ!!
第4章 一対クラス全体 ~ 作家の椅子を含めて。しかし、ここでの「一」は教師でなく、生徒。
67~8 作家の椅子で読み上げた生徒の努力を「祝う」のは悪くないが、より大切なのは全員が話し、そして聞くこと(そして、それを通して学び合うこと)
68 作家の椅子の代わりに、ペアで共有というのも、かなり効果的。
フィードバックの観点で、見る必要がある。要するに、目的次第で、手段を選択することが大切。
このように、WWがあまりにも効果的なので、それを読むことに応用する形ではじまったのがRWなわけですが、いまはRWのいいところをWWでも使う方向性も出てきており、両者は相互に好影響を与え合いながら、進化し続けています。日本の国語教育で、進化し続けている領域にはどんなものがあるでしょうか?
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