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第1章 読み、書き、そして希望をつかむ
4 ①よく読むには、たくさんのスキルが必要
②集中して読む時間が必要 (話す、書く時間も含まれる)
③形式化してしまったら、意味のあることは書かなくなる
5 何はできていないかよりも、何ができるかに焦点を当てるべき
テストでは測れないものがあまりにもたくさんありすぎる ~ あるいは、教科書をカバーすることでは・・・・
生涯にわたって読み続ける、書き続ける子どもたちを育てることが目的 = 自立した読み手と書き手
作家ノートは、とても効果的。書くことを考える人を、考える書き手に変換する。 ← これ、いいですね。
読むことでも、同じことができないか?
子どもたちが作家ノートに価値があると思えるようになるのと同じレベルで、読書ノートを位置づけられないか? それは、誰かのために書くのではなく。自分のために書くようになること。考えるのを助けるために書くこと。
著者が影響を受けた本:
①Strategies That Work★1の読むことを教える分野での影響力の大きさ
②Katie Wood RayのWondrous WordsとStudy Drivenは、作家のように読むことを教えてくれた。いい文章をモデルにして、自分の書く文章に磨きを書ける方法を提供してくれた。
③JoAnn Portapuli &
Ralph Fretcher★2も同じ。いつも、教師用のWWを提供し続けてくれている。
こうした貴重な情報はキルトのバラバラの布のよう。他にも、いろいろある。★3それらをうまく結びつける糸が必要なのだが、うまく見出せていない。私は、それが「ノート」だと思う!!!
それは、私がNotebook
Know-How(←これが、作家ノートをWWでどう使うかを自分の実践を交えて書いた本)で紹介したreading版と位置づけられる。
8 リーディング・ワークショップに関するいい本としては、
・ Guiding Readers and Writers: Grades 3~6
・ The Art of Teaching Reading★4
・ Strategies That Work をはじめ、すでにたくさん出ている。
読書ノートは、生徒たちが自分の考えを育てることができるスペース/ところ。
読んだものに対する反応を残すことができるところ。
(読書感想文みたいに?)再話するところじゃない!
書くこととの関係も説明する。たくさん書いたり、たくさん読んだりしたら、両者の関係が深いことは明らか。読むことと書くことのつながりは、読んだことについて深く、かつ広がりを持って書けるようになると同時に、読み手に対して目的を持って書けるようになる。 これを読書ノートで達成しようということ。
そして、読書ノートをどう評価に活用するかも紹介します。
9 もちろん、読書ノートが唯一の評価の対象になるわけではありませんが、極めて有効な情報を提供してくれることは確かです。
ルイス・ローゼンブラット★5が言ったように、一人ひとりの解釈は異なる。
それを踏まえた形での評価が求められている。
と、まだ第1章の途中です。長く続く予感がします。
★1 私も、『「読む力」はこうしてつける』(新評論)を書くときに参考にしました。でも、すべての出発点になっていたのは、Mosaic of Thoughtという本です。
★2 この翻訳が、『ライティング・ワークショップ』(新評論)です。ラルフ・フレッチャーは、自身が児童文学の作家であることもあって、子ども用に『作家ノート(A Writer’s Notebook)』というタイトルのかなり売れている本も出しています。
★3 著者のAimeeさんは小学校の先生なので、中・高・大の本は含まれていないようです(というか、頭にないようです。)いいのは結構ありますが、量的にはやはり小学校に、かないません。時間の確保とコミュニティづくりの難しさに加えて、従来式の教え方に引っ張られる部分があると思います。
★4 この翻訳が、『リーディング・ワークショップ』(新評論)です。
★5 彼女のことについては、『「読む力」はこうしてつける』のパート1・第3章で詳しく紹介してあります。
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